ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

インドネシア例外的移動制限の一部緩和

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インドネシアは、帰省禁止措置に伴う国内移動制限の一部について緩和

5月7日より、例外的な移動に関する規定を設けたうえで一部再開した。

これを受け、ガルーダ等をはじめとする、空路についても再開したようだ。但し、移動が許可される目的は限定されている。1)新型コロナウイルス対策目的 2)重要な経済活動目的等

また、次のような書類の携帯が必要だ。1)所属企業の業務指示書、個人の場合、所在村長の確認を得た念書 2)公立病院、保健施設の発行した非感染証明者 3)身分証明書 4)旅行日程表等

インドネシアは、首都圏を中心に感染がまだ拡大中であり、移動制限の緩和と聞いたときは、そんな無謀なことをする段階ではないと思ったが、しかしながら、医療目的と、最低限の経済活動目的に絞った上、厳格に運用するのであれば仕方がない。

インドネシアもコロナ感染問題の経済への影響は甚大だ。

空路まで止めていたのか

空路まで、完全に止めていたとは思わなかった。インドネシアは、広大な島嶼国家であるうえ、幹線道路網、鉄道網が未発達のため、基本的に空路を利用することが多い。

10年ぐらい前まで、ジャカルタから120キロぐらいの距離にあるバンドンまでも、空路を使うことがしばしばだった、

なにせ、当時は高速道路も途中までしか開通しておらず、途中の峠を越える道路は主要幹線とは言え、車線もない、山岳道路だった。しかも、夜になると、山賊が出てくるというリスクもあり、おいおい空路を使うことが多かった。

従って、移動イコール空路というイメージがあり、今回の帰省禁止により、空路が完全に止まっていたというのは、かなり衝撃的だ。

陸路がある場合は、緊急車両ということで、何とかなると思うが、地方都市は、完全に封鎖状況にあったのだろう。

日本大使館によると、今回、日本人で日本帰国希望者が国内乗り継ぎ便を利用する場合は認められる方向とのこと。

地方都市に残っている日本人もたくさんいらしゃったはずなので、帰省禁止令以降は、完全に帰国手段がなかったということだ。

首都圏に居住している方なら、最悪のケース帰国手段が残っているわけだが、帰国手段がまったく断たれた状況だった、地方の日本人の方々は、大変心細い思いをされたことだろう。

エアアジアインドネシアとマレーシア間の空路再開へ

エアアジアも5月20日ごろをめどに、インドネシアとマレーシア間の路線を再開するとのことだ。

エアアジアは、インドネシアの主要都市へ結ぶ路線をほぼ網羅していた。インドネシアの地方都市への路線は、エアアジアにとってドル箱だったので、再開へ何とかこぎ着けたというとこだろう。

まずは、インドネシア、マレーシア両国に居住権をもっている、ビジネス目的の人たちが動くのであろうが、両国とも入国後2週間の隔離政策を取っている。

自由な往来ができる状況になるまでは、時間がかかるだろうと思うとこだが、まあ、こういう人達は、非常にタフなので、それなりのルートを通じてすぐにでもビジネスを再開するのだろう。