ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

MM2Hビザ保有者の再入国について

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MM2Hビザ保有者の再入国について

・5月16日,マレーシア観光・芸術・文化省は,国外で足止めされているマレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)パス保有者のマレーシアへの再入国を5月17日から許可すると発表しました。

・また,同日のイスマイル・サブリ上級大臣兼国防大臣の記者会見において,マレーシアへ出発する前に新型コロナウイルス検査を受けて陰性と診断される必要があるとの発言がありました。当館から国家安全保障会議に確認したところ,発言のとおりのプロセスとなるとの回答がありましたが,出発前の検査についての具体的内容については未だ発表されていませんので,今後の発表等をよく確認願います。

・観光・芸術・文化省の発表の主な点は以下のとおりです。
●MM2Hパス保有者のマレーシアへの再入国が5月17日から許可される。
●再入国したMM2Hパス保有者は,クアラルンプール国際空港(KLIA)での健康検査,隔離施設での14日間の隔離,各隔離施設での滞在費用の負担を含む,活動制限令(MCO)(注:現行の制限付き活動制限令(CMCO)を指すと考えられます。)の全ての規定を遵守しなければならない。

以上日本大使館情報

これについて、上記、1)出発前のPCR検査の実施、2)到着時の健康検査、隔離施設での隔離は、大きな問題だ。

1)日本では、現段階では、健康状態に問題がない状態でPCR検査は実質受けられない。

この問題については、現在、MM2H代理店協会等より、政府の方へ再検討を要請中だそうだ。

インドネシアの場合、KITAP,KITAS保有者が再入国する場合は、入国時に、過去7日間に発行された健康証明書(PCR検査を含む)を添付する必要があるが、日本大使館より政府へ説明した結果、日本人の場合、健康証明書にPCR検査結果は必要なく、入国時に抗体検査を受ける手続きになったようだ。

2)入国時の健康検査とはどのような検査か不明、また、検査結果が陰性でも2週間の隔離になるということである。

政府指定の隔離施設で2週間の隔離というが、噂によると政府指定の隔離施設とは、非常にひどい施設のようだ。しかも、費用は本人負担だ。

インドネシアの場合は、到着時に、陰性が証明されれば、隔離義務はない。

 

マレーシアとインドネシアを対比すると、マレーシアは、居住ビザ保有する外国人に対する取扱いがとにかく厳しく、MM2H等本来のビザの趣旨からすると、はじめから再入国を禁止することはやりすぎではないか。

インドネシアは、居住ビザ所有者に対しては、再入国を当初よりを禁じてはおらず、ビザが期限がきれても、特別措置として再入国を認めている。また、PCR検査についてもフレクシビルな対応だ。