クアラルンプール都心に近い病院まで健診に出かけた。
クアラルンプール都心にある病院に定期健診に行ってきた。
現在住んでいるプトゥラジャヤから、クアラルンプール都心までは、結構距離がある。
コロナ感染問題が大きくまでは、3か月に一度の定例検診には、グラブタクシーで通っていた。
今日は、8時に血液検査の予約が入っていたので、7時過ぎには、家を出る必要があった。
この時間帯は、ちょうど、クアラルンプールの中心に向かう車の通勤の時間帯だ。
しかし、グラブタクシーは、コロナ感染危険度が高いという噂なので、できれば利用したいくないし、自分で運転するのも、気分が乗らない。
クアラルンプールの都心に近い、病院の周辺は、道路がごちゃごちゃしている地域で、私が住んでいる、プトゥラジャヤ周辺とは全く道路事情が違う。
プトゥラジャヤは、政府肝いりで都市計画が進められているので、とにかく道路が整備されている。片側5車線、6車線の道路が整然と走っているので、自分で運転しても何の問題もない。
昨夜から、散々迷ったが、コロナ感染リスクへの恐怖が優り、最後には、自分で運転していくことした。ご先祖さまに、まず、迷うことなくちゃんと目的地に着けるようにお願いしてから出発した。
ところが、案の定、病院の周辺に近づいてから、GPSを使いながらも、ぐるぐると迷ってしまった。
GPS曰く、『200メートル先、左車線走行してください、次に右車線を走ってください、その先出口です。』この200メートル先がくせものだ。200メートル行く手前にいくつも紛らわしい左に側道があって、やっぱり手前で道を外してしまった。
クアラルンプール都心の、特に、病院のある地域は、丘陵地となっているので、道路が曲がりくねっているのだ。
Uターンを重ねながら、8時過ぎてから、やっとの思いで病院に到着した。相当ストレスがかかったので、今日の検診では血圧が相当高くなっているぞと心配しながら、病院のメインロビーにエレベーターで昇った。
3か月前に比べ、さすが病院全体の警戒感が高まっている。
3か月前は、マレーシアでもちらほらと感染者が出始めていたが、何となくそわそわ感があるなという程度だった。
しかも、当時、病院の事務スタッフもマスクをしている人は半分ぐらいだった。会計のおねいさんなんかマスクなしでクシャンクシャンとやっていたのでこちらが心配なるぐらいだった。
今日は、まず、ロビーで防護服に身を固めたスタッフが、対応の測定と、手の消毒をさせたうえで通していた。
以前と違ったのは、ソーシャルジスタンスが徹底していたことだ。患者も一つの長いすに一人しか座れない。
受付のお姉さんも、ちゃんとマスクをしているし、となりの担当者との間はすべて一席間隔が空いている。
私のかかっている、循環器内科の患者もかなり少なめだが、診療は普通に行われていた。患者の予約人数を意図的に絞っているのか、コロナ院内感染を恐れて患者が減っているのかは不明。
ロビーのレストラン、ショップ地区もすべて店舗は営業していたが、やはり、蜜にならないようソーシャルディスタンスが徹底してる。
飲食は、すべて屋外のオープンテラスに限定されていて、すべて一人席になっていた。
しかも、一人のお客が席をたつと、すべて、その都度、消毒清掃が行われており、確かに安心感はぐっとアップしている感じがした。
肝心の定期健診の結果は、すべて良し。
血液検査は、血糖値、肝機能、コレストロール値などすべて問題なく、むしろコレストロール値等いくつかの指標は前回に比べかなり改善していた。
これは、たぶん、ロックダウンのおかげだ。この3か月は、ステイホームで、ほぼ家にいたので、多少、運動不足になってはいるが、外食ゼロなので、食事がコントロールされた結果だと思う。
ドクター曰く、今日の血液検査の結果は良好で問題ありません。いつもの薬を出しておきますので、また3か月後のお会いしましょう。
その時は、コロナ問題も収まり日常が戻っているよと、明るいことばで送り出してもらった。
もちろん、今回は、いつもの握手はなかった。