ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

回復のための活動制限令の発令

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以下日本大使館掲示

マレーシア政府は、6月9日以降は,6月10日から8月31日まで「回復のための活動制限令(Perintah Kawalan Pergerakan Pemulihan: PKPP,Recovery Movement Control Order:RMCO)」を施行することを発表しました

●RMCOへの移行後は,規制(SOP)に従うことを条件に,ほぼ全ての社会・経済活動が許可されるとのことです。以下は,ムヒディン首相の声明で例示された事項です。

【新たに許可される事項】
・州を越える移動(強化された活動制限令(PKPD,EMCO)対象地域を除く)
・国内旅行
・理髪店・サロン
・青空市場,朝市,夜市,バザール,フード・コート,フードトラック,ホーカーセンター,屋台
・博物館・美術館
・屋内の大道芸
・セルフ式ランドリー
・釣り堀
・会議・ワークショップ
・映画撮影
・一部のスポーツ・レクリエーション活動等(トレーニングを含むいくつかの活動(ボーリング,バドミントン,アーチェリー,射撃等)。サイクリングやツーリング等の野外の集団活動。ただし,以下の禁止事項を除く。)
・屋外での販売を含む商業活動
・ハリラヤ・アイディルアドハのお祝い(宗教活動)(人数制限の緩和。SOPが発出される。)

【引き続き禁止される事項】
・(マレーシア人の)国外渡航
・スポーツ大会の開催。スタジアムや公共プールにおけるラグビーレスリング,サッカー,ホッケー,バスケットボール等,人との接触や,大勢の応援者や観衆を伴う活動。
・パブ,ナイトクラブ,娯楽施設,リフレクソロジーセンター,カラオケ,テーマパーク,宗教関連の行進,祝宴,オープンハウス等,人々が密集する状況に陥る活動。
※引き続き禁止される事項については,マレーシア国家安全保障会議のホームページに掲載されるとのことです。

【段階的に許可される事項】
教育機関の再開(教育省がSOPを発表する)

新たに許可された項目をみても、もう一つインパクトに欠ける

活動制限令により、自宅隔離生活に慣れてしまうと、自動車による移動制限が解除されてときほどインパクトを感じない。

州を超える国内旅行も今の段階で行く気にはならないし、フードコートなどがオープンになっても、すぐに、訪れる気にはならない。

既に、レストランは新SOPに従って、食事が可能になっているが、モールの中のレストランでお客さんの姿はあまり見ない。

理髪店、美容院の再開は、確かに喜ばしいが、ただ、新SOPの実施がきちんと実行されるかどうかが心配だ。しばらくは様子見としよう。

屋外での、ウォーキング、簡単なスポーツは、確かに、やりやすくなるのだろう。

博物館、美術館なども、普段でもあまり行かないのであまり関係ない。

問題なのは、学校の再開

教育相の発表では、学校再開に向けた標準SOPは発表されたが、具体的にいつから再開になるのか発表されていない。

机の距離を1メートルとるなどの処置、隔離室などの増設が必要で、再開されても中学校だけに限定されると言われており、小学校については来年以降になるのではないかと予想されている。

日本人学校なども、帰国した先生、生徒が戻れない状態のため、再開のめどがたたない状況。生徒によっては、そのまま日本で学業を続けることになるようだ。

さらに問題なのは、インターナショナルスクールだ。インターナショナルスクールの場合、簡単に転校など難しい。費用のみならず入学手続きを最初から受ける必要があるだろう。

大学の場合もオンライン授業が継続され、キャンパスの再開は、めどがたっていないようだ。

新聞報道でも保険相が学校現場で机を離して座っている様子が掲載されていたが、むしろ、生徒、学生の学ぶ権利はどう考えているのだろう。

健康問題も大事であるが、マレーシアでは、学ぶ側の権利に対しての議論がまったく進んでいないように感じる。

マレーシア人帰国者の自宅隔離が認められた。

マレーシア人に対しては、帰国者に対して2週間自宅隔離が認められた。これまでの施設隔離に比べると一歩前進した感じだが、自宅隔離に関しての規則は厳しく定められている。

外国人に対しては、まだ緩和さていないが、日本や諸外国の状況からすると、次第に緩和の方向へ進むのではないかと期待する。