インプラントについて思うこと
私は、インドネシア在住中にインプラント治療を行った。
インプラント治療に対するイメージは、日本と海外では大夫違う。
日本では、歯科医さんの中でも意見が違って、特に、以前はネガティブな意見が大多数だった。
インプラント治療主なネガティブ理由
- 手術の失敗で、痛みが止まらないケースや死亡事故も
- メンテナンスが悪いと、抜けてしまう
- 保険きかず費用が高額など
いやいや、骨の中に人口歯根を埋め込むので、それは、歯科医の技術レベルによっては、いろいろと問題がおきるのは仕方ないでしょう。
私も、本音からするとインプラントはしたくなかったが、元々、歯質が子供のころより悪く、ブリッジ、部分入れ歯等を’繰り返しているうち、気が付けばすっかり歯が悪くなってしまった。
たまたま、インドネシアで通っていた歯医者さんは、インプラントの専門医ということともあったが、なぜ、インプラントしないのか?はやくインプラントしないと周りの歯が全部ダメになるよとずっと言われてきた。
少なくとも私の知っているローカルの人たちも、中流以上の人はかなりの割合でインプラントをしている。インドネシアではインプラントに対するネガティブな話はあまり聞かない。
知人の日本人の方で、詳しい説明がないまま歯科治療を受けていたら、後でインプラント治療だったとことを知ったという強者もいるぐらいだ。
私の場合、インプラント治療を始めてから、3年くらいになるが、もう他の選択肢がなくなり、最後の手段だった。今思えばもっと早くやっておけばよかったと思う。
個人としての感想
メリット
- とりあえず、見た目が抜群に良くなる
- 慣れると、自分の歯として全く違和感がなくなり、何でも普通に噛める
- 本来の歯が安定し、更なる悪化が防げる
- 歯の痛みから解放される
ディメリット
- 治療費が高額
- 施術のリスクが高い
- 歯周炎により抜けてしまう
結局は、プラス、マイナスをどう考えるかに限る。
1.インプラント治療費は高いが、普通の歯が痛くなったり、悪くなったりすれば、
そのたびに治療費がかかるので、トータルでみればそれほどの差はない。また、1本あたりのインプラントの治療費は日本の半分ぐらい。
2.施術のリスクは、ひとえに藪医者にかからないこと、ドクターの風評や学歴、経歴を見ればある程度のレベル感はわかる。
3.これは、私も今回経験したが、ロックダウンで半年以上、歯医者に行けなかったことが大きい。
日本の歯科医療システムとインドネシア(海外)の違い
日本のシステムは保険制度に基づいているので、1本の治療に何回も歯医者に通うことになるが、海外は、治療項目に対する出来高制なっているので、短期間で済ますほど、歯科医院側の利益につながる。
海外の場合は、対象治療が完了しないかぎり、2回目以降は治療費は請求されない。
私の場合も、最初契約時に治療費を前納しているので、初回以降は、どんな処置に関しても治療費は発生していない。
人によって状況が違うので決めつけはできないが、私個人としては、インプラント治療をしてよかったと思っている。自分自身の歯も、ちゃんと安定している。