ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

アニメ、ファッションと並んで寿司文化はアジアの若者に大人気。

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すし亭チェーンがインドネシアで寿司文化を広げた

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寿司三昧カウンター

 

マレーシアでモールに行くと、一番よく目にする日本レストランのひとつが”寿司三昧”だ。日本人からすると、特に、びっくりするほど美味しくはないけど、まあ、そこそこ、他に、日本食レストランがなければ、たまには入ってみてもいいかなというレベルだと思う。

知人の’マレーシア人からすると、寿司三昧こそ、本格的な寿司が味わえる日本レストランだと思っている。

私は、ローカルの人に、どこの日本レストランがおすすめか聞かれれると、日本人の板前さんが、目の前でさばいてくれるお店を紹介している。

この寿司三昧に相当するのが、インドネシアでは”すし亭”だ。たいていのインドネシアのローカルの人たちは、"すし亭"こそ、代表的な日本レストランで、本格的な寿司が食べれると思っている。

”すし亭”は、インドネシア初の寿司を看板メニューとしたフランチャイズチェーン日本レストランだ。本部は、シンガポールにあり、十数年前から、ジャカルタ、バンドン、メダンなどの主要都市に出店を開始、その後、インドネシア全国の主要都市で急速に出店を増やしてきた。

すし亭が出店するまで、インドネシアでは、日本人の板前さんが調理している、日本人経営の日本料理店に行けば寿司はメニューがあったが、一般のインドネシア人には、あまり縁はなかったと思う。

すし亭グループの基本的な顧客ターゲットはインドネシア人のローカル富裕層なので、店の内装は豪華で、日本テーストのこった作りになっている。

また、メニュー内容は豊富で、握りずしをはじめ巻物、刺身、そば、うどん類まで、ひととおり揃っている。

インドネシアでの出店開始当時は、ジャカルタ、バンドン、メダンなどの主要店舗に日本人の職人さんが配置されていたので、日本人が食べてもそれほど違和感は感じなかった。

 しかし、その後、店舗数が増加するにしたがって、ローカルの人にあわせた嗜好に変わってきている。

しかし、どの店舗も、集客力は抜群だ。

 

インドネシアの寿司文化を作ったのは若者層

インドネシア人と話をすると、子どもにせがまれて寿司を食べに行くことが多くなり、それにつれられて親も寿司が好きになったと。

インドネシアでは、すし亭の成功に触発され、今や、多様な形態の寿司レストランが展開している。そこそこのモールへ行けば、必ず寿司レストランの看板を見つけることができる。

インドネシアの若者にとって、アニメ、ファッション等と並んで日本の食べ物では、ラーメンと並んで寿司が大人気だ。

ジャカルタに、3年前に開店した"アキラバック"は寿司をベースにした、最高級セレブ向けヒュージョン料理レストランだ。

セレブな若者層で毎夜一杯になっていると有名になった。

このレストランは、韓国系米国人がオーナーで、日本の有名な料理人のもとで修行して、米国で大成功を収めたという。

アジアに限らず、世界中で普通に寿司を代表とする日本の食文化の広がり、それと若者文化の広がりは日本の財産だ。