マハティールさん新党結成か。
マハティールさんが新党結成に向けて動いているぞ。
マハティールさんは、首相を退任したあと、ムヒディン現政権に対し、野党の再結集を模索してきたが。
PPBM党は、マハティールさんとその支持者を除名したので、ムヒディン首相派とマハティール派に分裂しまった。
マハティールさんは、アンワル派にアプローチして野党の再結集を図ったが、アンワール派は、アンワール氏を首相候補とすることを譲らなかった。
一方、ムヒディン首相も、昨日、UMNO党とPAS党と連立し、与党連合MNを正式に結成することを発表した。
ここにきて、ついに、マハティールさんは、独自の政党を設立することを決めた。
よかった、マハティールさんの意欲は、衰えていないぞ。
政党名は、”Parti Pnjuang”(闘士党)とすることにしている。なかなかいい名前だ。
マハティールさんが、90才を超えて、2018年に再び立ち上がったのは、前政権の収賄問題と中国依存体制である。
前回の総選挙では、野党連合を組み、マレーシア史上初の政権交代をはたした。
今でこそ、米国と中国の新冷戦問題が注目されているが、マハティールさんは、前政権の新中国路線を大変憂慮し、中国に頼りすぎる体制を反対してきた。。
指導者として、本当に先見の明がある。
マハティールさんは、旧宗主国の英国、或いは米国の覇権主義に対して、堂々と批判してきた。
アジア的価値観の創設を目指し、明確に、欧米の大国主義と一線を画してきた。
マハティールさんは、台湾の李登輝元総統も亡くなられたあと、アジアを代表する最後の指導者だ。
その、洞察力、歴史の流れを見抜く観察力は、ピカイチだ。
未曾有の社会的、経済的混乱に直面している、今こそ、マレーシアは、お元気なうちにマハティールさんの力に頼るべきだと思う。
マハティールさんは、首相の突然の辞任、政変による混乱を批判する人もいるが
仇敵のアンワルさんとの連合はいづれにしても限界がある。
今回の新党設立は、参加者は、今のところ少数だが、結果的にはよかったのではないか。。。。
アンワル派に余計な気を遣う必要もなく。思い切り現与党を叩けばよい。
中国と組み、汚職問題にまみれているUMNO党に将来はないし、ムヒディン首相に対しても堂々と批判できる。
既に、PPBM党からも新党へ参加する動きも出きているようなので、今後が楽しみだ。
マハティールさんには、思い切り、マレーシアとアジアのために、力を発揮してもらいたい。