菅首相が、本日、ベトナムからインドネシアへ
菅首相、ベトナムから、因縁のインドネシアへ入ります
菅さん、デモに気を付けてください。
ジャカルタは、連日、オムニバス法反対のデモが続いてます。
私のような一般人は、空港から、市内中心部までの大渋滞を心配してしまいますが。。。
菅首相一行は、警察に警護され、軍隊が周辺をシャットダウンするのでしょう。。。
政治的、経済的にも大事な関係
言うまでもなく、インドネシアは、日本の最大援助国であり、これまでとても親密です。
アセアンの中で、人口、面積、経済的にも最大であり、日本の掲げる『インド太平洋構想』の中でも、重要な相手になります。
最初の外遊先として、菅首相が、インドネシアを選んだのは、当然のことだと思います。
ちょうど、インドネシアは、オムニバス法の成立を目指しているところであり、ジョコウィ大統領も日本からの更なる投資を要請してくるでしょう。
注目されるのは、ジャカルターバンドンの新幹線問題
思い出されるのは、2015年のジャカルターバンドンの新幹線受注問題です。
日本は、何年も前から事前調査をし、万全な提案を行ったにも、かかわらず、入札直前に参加した、中国が入札をかすめ取ってしまいました。
表向きは、中国の条件が、建設資金の調達について政府保証なしの条件を提示したためとされたが、実際は、相当な裏工作があったと思われています。
当時、日本政府は、相当に面子を傷つけられ、関係者の多くがインドネシアに対し、悪感情を持ったはずです。
菅首相自身も、こんな結果は、現実的にあり得ない話で、中国の提案は、とてもうまくいくとは思えないと発言しています。
実際のところ、2019年に完成予定だった新幹線工事は遅れに遅れて、現在も完成のめどはたっておらず、多くの人が、予想したとおりになっています。
ジョコウィ大統領は、新幹線をバンドンから延伸させ、日本の参加を望むような発言をしているが、今のところ日本側はまったく、相手にしていません。
菅首相が、訪問した以上、必ずこの新幹線問題が出てくると思われますが、さて、菅首相はどう対応するか注目です。
さすがに、したたかなインドネシア政府も、コロナ下で多少は低姿勢に出てくると思いますが、、、