クアラルンプール市内の感染者が急増
クアラルンプールが、最多の感染者数を記録
外国人労働者居住区の強制検査が要因
マレーシア全体の昨日の感染者数1208人と依然高い水準ですが、サバ州が減って、クアラルンプールが急増。
1208人の内、感染者の多い州の内訳
クアラルンプール 475人
サバ 381人
セランゴール 185人
ネグリスンビラン 48人
ペナン 42人
クアラルンプールが、急増したのでびっくりしましたが、これは外国人労働者の居住区を強制的に一斉検査を行ったころが要因とのことです。
サバ州でコロナ拡大要因となったのも、インドネシアからの不法外国人労働者、また、第1波の時の拡大要因となったのも外国人労働者の居住地区です。
これで明らかなことは、外国人労働者の居住地域の居住環境がいかに密集していて、劣悪かということです。
マレーシアの経済成長には必要な外国人労働者
いつも、外国人労働者が悪者にされる傾向にありますが、マレーシアの社会的構造として、肉体労働などの現場労働者は、ほとんど外国人労働者です。
インドネシアと比べても、マレーシアは社会構造的にいびつなのですが、これまでの経済成長は大いにコストの安い外国人労働者のおかげでもあります。
今回のコロナ騒ぎにより、政府は、すでに外国人労働者の制限、自国民の雇用優先策を発表しました。
これは、あまりにもご都合主義ではないでしょうか。。。
経営者側からみても、当然、マレーシア人雇用によるコストの上昇を避けたいし、仕事に慣れた外国人の方が使いやすいでしょう。
長期的な視野で外国人労働者の環境整備を
政府は、長期的視野にたって、外国人労働者の待遇、居住環境の改善を目指していく必要があります。
コロナ後、世界的なサプライチェーンの変革が起きる中で、マレーシアが生き残るためには、外国人労働者といかに共存を図っていくかが重要ではないでしょうか。
不法入国ルートを断ち切り、不法労働者の就労は抑制しながら、正規労働者の待遇、居住環境の改善を実施してほしいと思います。
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