ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

関空到着のインドネシア人技能実習生17人の集団感染が判明

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インドネシアあるあるの陰性証明の信頼性

17人全員が陰性証明があるにもかかわら陽性と判明

今月11日にインドネシアジャカルタからの直行便で関西空港に到着した10~20歳代の女性17人が、入国手続き前の新型コロナウイルス検査で陽性になっていたことがわかった。全員が出発前の検査での陰性証明書を持っていた。検査後に陽性に転じた可能性はあるものの、厚生労働省は陰性証明の信頼性について確認している。

11月19日付読売新聞

いやー、ありますね。。陰性証明の信頼性の問題。

陰性証明の発行元がどこかということです。インドネシアでは、普通に町医者が陰性証明を発行することが可能です。

従業員が、会社をズル休みをするときに、いくらでも疾病証明をその辺の町医者からとって提出してきます。

町医者側も、いくらでも病名はつけられるし、手数料が入ってくるからです。

この技能実習生のケースも出発前に、送り出し側が、適当に町医者と組んで、作成した可能性があります。

正式に、PCR検査をすれば、バカ高い費用がかかってしまうからです。

決して、技能実習生本人たちを批判すべきではありません。

深刻なコロナ感染拡大による経済不況が深刻になる中、日本側にも、インドネシア側にも、切実な技能実習生派遣のニーズがあります。

出発前の費用は、この実習生たちが送り出しエージェントへの借金という形で負担しているはずですので、本人たちを責めるのは筋ではありません。

また、本人たちは、出発前には、既に集団生活をしていますので、集団感染のリスクは高く、管理責任はエージェントにあります。

今回の責任は、送り出し側と、受け入れ側の夫々のエージェントにあります。

せっかく、日本政府の努力により、インドネシアからの技能実習生派遣の復活ですが、こういったことが続くと制度そのものの見直しにつながる危険性があります。

送り出し側のPCR検査については、信頼できるインドネシアの検査機関を指定し、その費用については、きちっと受け入れ側のコストとして、事前に仕切るべきではないかと思います。

 

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