インドネシア内閣改造、ブディサディキンさんが保健相に抜擢される
ジョコウィ大統領、昨日の内閣改造で6人が新入閣
目玉は、ブディサディキン新保健相だ
ブディサディキン氏 KOMPAS com. より引用
ジョコウィ大統領は昨日第2次政権で初の内閣改造を行った。新たに6人の新閣僚が指名されたが、注目されてるのは、リスマ社会相(元スラバヤ市長)、サンディアガ・ウノ観光相、ブディサディキン保健相だ。
リスマ氏は、スラバヤ市長時代徹底的に規制改革を実施して有名、サンディアガウノ氏は有名な実業家であり、二人とも次期大統領候補としても期待されている。
私が今回注目しているのは、私も個人的によく存じ上げていた、新保健相のブディサディキンさんです。
今回、前保健相は、コロナ対策の失敗で更迭、そのあと抜擢されて格好です。
インドネシアはコロナ感染拡大が止まらず、現在感染者累計が67万人、死亡者は2万人を超え、東南アジア最大となっています。
ジョコウィ政権にとってもコロナ対策が、最大の課題のなってきており、今回の内閣改造が注目されていました。
注目すべきは、今回抜擢されたブディサディキンさんは、医師でもなく、保健衛生の専門家でもありません。
工学部出身で、銀行界のリテール部門で活躍されてきました、民間銀行のあと最終的にはインドネシアトップのマンディリ銀行のCEOを経験されています。
そのあと、公共企業省の副大臣として政権入りしています。
つまり、保健衛生の専門家ではなく、経済、金融の専門家です。
これまで、保健相は、医師経験者が選抜されてきましたが、ジョコウィ大統領は、彼の実務遂行能力を買ったことですね。
コロナ問題はまさに経済問題と表裏一体です。
私の知っているかぎり、ブディサディキンさんは、いわゆる仕事のできる人なのです。
国立銀行のマンディリ銀行もいろいろと問題を抱えていましたが、民間出身のブディサディキンさんがトップに抜擢され、見事に改革を実施、インドネシアのトップ銀行へと押し上げました。
保健相として、今回コロナ対策に成功すると、次期大統領候補としても可能性が出てきますね。
これまでのインドネシアの政治家タイプではありませんが、彼のような新しいタイプのリーダーがこれから、インドネシアを引っ張ってくれるよう期待します。
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