ニューノーマルは、果たしてマレーシアに根付くか?
ニューノーマルに対する意識改革がすすんでいる
強権でなく自発的な新生活様式の定着を推進
昨日の記者会見で、保健省のノル次官は政府の推進している、ニューノーマルについての保健省の調査結果を発表した。
調査対象者の内、90.1%が家族に、ソーシャルディスタンス、消毒液、石鹸による手洗いを呼び掛けている。
友人に、勇気をもってマスクの着用を求めることができる人は82.2%、ソーシャルディスタンスについては、79.4%、石鹸、消毒液による手洗いは、79.4%となっている。
これが、第3者に対しては、マスクの着用を求めることができる人は、57.3%、ソーシャルディスタンスについては、59.6%、石鹸、消毒液による手洗いは、56.7%となっている。
この調査結果に対して、ノル次官は大変ポジティブにとらえている。
『多くのマレーシア人が、コロナ感染対策への意識改革が進んでいる。各コミュニティにニューノーマル習慣が浸透していることを示している』と。。。
ニューノーマルとは、大きな概念としては、新しい時代への常態化という意味で、新生活様式とか新ビジネス形態とか、働き方改革とか、意味をするのだと思いますが。。。
ノル次官がおしゃってるのは、個々の生活様式の変化についてですが、マスクの着用、ソーシャルディスタンス、手洗いの励行についてです。
日本人は、コロナ以前から習慣となっていますが、やはり、これまで習慣になかった国で自主的定着させるのは、簡単ではないでしょう。
今は、強権をもって、取り締まっていますが、基本的には、国民の意識改革が必要だということです。
コロナ感染が当初始まった頃には、あいさつで握手とか抱擁とかいった習慣は、日本のようにお辞儀に替えるべきだといったような、話もありましたが。。。。
これは、ちょっとニューノーマルと言うわけにはいきません。
他人に勇気をもって注意しなさいというところは、要注意ですね。友人まではいいですが。。。
他人の勇気をもって注意するということを奨励すると、日本のような自主警察が出現してしまいます。
多分、保健省は、自主警察のようなものを想定していないのだと思います、日本では、個人的感情から、私的制裁を加えるケースが多発しました。
行政が発信方法に注意しないと、変な個人の正義感が、他人への抗議へと転化してしまいます。
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