ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

あのシティバンクが、小口金融業務から撤退

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シティバンクが小口金融部門から撤退を発表

コロナ問題により、大手銀行も小口個人ビジネスより撤収か

マレーシアBIZナビより

金融大手シティグループは、マレーシアを含む12市場の小口金融部門を撤収する。

ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)の発表によると、資産運用でスケールメリットが生かせ、高い収益率が見込める市場に経営資源を集中する。

このため今後はシンガポール、香港、アラブ首長国連邦ロンドンをアジアと欧州の資産運用センターに位置付け個人向け業務を再編する。

マレーシア以外に、オーストラリア、バーレーン、中国、インド、インドネシア、韓国、フィリピン、ポーランド、ロシア、台湾、タイ、ベトナムの小口金融から撤退する。機関投資家向けサービスは継続する。

 

リテール銀行の雄、シティバンクが、実質的に個人向け金融取引から撤退し、今後は富裕層取引に特化していくということです。

私も、インドネシア駐在中は、駐在開始当時から、長年にわたりシティーバンクを利用させていただいていましたが、最近では、ATMの削減など、個人取引部門からの撤退を感じていました。

シティバンクは、他行に先がけて一般の個人取引だけでなく、小口金融にも力を入れてきていましたが、昨年からのコロナ問題により、今後の小口金融ビジネスには限界があると判断したのでしょう。

マレーシア、インドネシアだけでなく、全世界同時に撤退を決めるとは、さすがに思い切った経営判断です。

今後は、個人取引は、富裕層取引に特化していくということです。

これまで、多くの世界の銀行が、シティバンクの後を追って小口金融ビジネス発展に注力してきましたが、ここで大きな曲がり角に来たということです。

今後の小口金融のメインプレイヤーは、フィンテックを中心としたデジタル金融へ移行していくこととなり、シティバンクのように撤退する銀行とそうでない銀行と明らかに2極化していくのでしょう。

 

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