ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

マハティール前首相ら、非常事態宣言の解除を国王に要請

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マハティール首相ら国会議員団が、早期の非常事態宣言解除を要請

現政権と国王の対応に注目

マハティール前首相、及び国会議員団は、昨日、宮殿を訪れ、早期に非常事態宣言の解除することを要請した。

メンバーには、多くの野党議員と一部の与党メンバーが含まれ、非常事態宣言により、国会の開催が停止され、総選挙の実施が先送りにされているほか、全権が現政権に与ええられていることに反対した。

3月30日にも、同様の要請が国王に対し行われたが、これまでの何の回答もないということだ。

 

マハティール前首相によると、国民の間には、国王の名のもと宣言された非常事態宣言により、国会が停止されている状況に対し怒りが増大している。

非常事態宣言は、現政権の要請のもとに発せられたが、政府の本当の目的は、新コロナ感染対策ではなく、政治的目的の達成にある。

通常であれば、マレーシア国民は、国王およびスルタンに対し直接不満を持つことはないが、今回は、国王に対し直接怒りをぶつけるような兆候がSNS等で見られる。

これは、政府は、国王に詳細な情報を伝えることなく、全ての政府決定が国王の名のもとに出されているからだ。と語った。

 

 

いよいよ、政治的な駆け引きが激しくなってきました。現政権も非常事態宣言をすぐに解除することはなく、8月の期限まで引っ張るでしょう。

新規感染者数も再び増加警告にあり、現政権としても、建前としてすぐに解除する状況にはないとの説明が可能です。

理屈としては、マハティール前首相やほかの議員団が言っているように、国会が長期に渡り停止されている状況は異常せす。

しかし、現政権与党のUMNOも次回選挙では、単独で選挙を戦うとしており、ムヒディン首相としては、厳しい状況にあります。

場合によっては、マハティール前首相が再度イニシアティブを握る場面があるのかもしれません。

今回も、非常事態宣言の解除を求める議員団の顔として担がれており、依然として、その政治的パワーを維持していることは確かです。 

 

確かに、非常事態宣言下で、全ての政治的決定事項は、国王の名のもとに発令されており、国民の不満も直接国王に向かっているという主張もある程度事実でしょう。

アジアでは、圧倒的に民主政治が進んでいる国なので、お隣のミャンマーやタイのようにならないよう、しっかりと安定を維持してもらいたいところです。

 

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