日本国民でも、陰性証明が不備なら出発地へ強制送還されます
新型コロナの水際対策で、日本政府が入国者に求めている検査証明書に不備があったとして男女2人が入国を認められず、出発国に送還されていたことが分かった。
政府は、日本入国者に対して、日本へ出国する前72時間以内の検査証明書を提出を求めており、今月19日からは、さらに厳格な対応として不備がある場合は入国を拒否しています。
こうした中、今月19日にオランダから関空に到着した30代の日本人男性が、日本では認められていない検体を使った検査を受けていたことが分かり、オランダに送還されたということです。
また、アメリカから成田空港に到着した20代の日本人女性は、72時間を超えた検査証明書だったためアメリカに送還されたということです。 なお、この女性によりますと、72時間以内に検査を受けたものの、検査を受けた病院のミスで、証明書には1か月前の日付が記入されていたということです。
日本パスポートを持った日本人が入国を拒否され、出発地へ強制送還されたということです。
新コロナの水際対策という建前のもとに、日本国籍者が日本政府により入国を拒否されるという事実は大変な驚きです。
昨年の新コロナ感染拡大当初は、武漢に滞在する日本人を救出するという理由で、政府手配の特別機が派遣されました。
また、中東でテロが盛んだったころには、日本人記者を救出する目的で、政府がテロ組織や関係諸国と交渉に動きました。
それほど、政府は、日本国民の保護に対し責任を負っているはずですが、陰性証明に不備があった程度で強制送還するとは、どうにも理解できません。
ニュース記事によると、陰性証明の不備の内容も、検査方法が違うとか、検査日付が古かった等、軽微な事由であり、日本入国後、隔離して再検査すれば問題ないことではないかと思います。
医療事情も、検査事情も国によって違うはずであり、日本政府の意図した陰性証明が入手できないことも十分に考えられます。
このような日本国民を強制送還するような対応が、堂々とまかり通るようであれば、実質的に現代の魔女狩りのようなものであり、法的にも重大な問題があるのではないかと思いますが。。。
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