ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

日本の保健所が、「外国人と一緒に食事をしないように」などと注意喚起

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村    👆ランキング応援ポチット宜しくお願いします。       人事のオンラインサロン【人事倶楽部】

外国人に対する偏見、とても残念な保健所の認識です

まるで外国人が全て、コロナ感染源のような扱い

NHKニュースより

茨城県の保健所が外国人が働く農家に対して新型コロナウイルスの感染予防を呼びかけた文書に「外国人と一緒に食事をしないように」などと書かれていたことがわかりました。保健所は内容が不適切だったとして文書を撤回しました。

茨城県潮来保健所によりますと、今月19日から20日にかけて、新型コロナウイルスへの感染予防について外国人が働いている農家に向けた文書を保健所の管内の農協や市役所にメールで送りました。

この文書には「外国人から感染した可能性が疑われる新型コロナウイルス患者が多く発生している」と書かれています。

そのうえで「外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください」とか、「外国人と一緒に食事をしないようにしてください」などと書かれていました。

“外国人と食事しないように”感染予防啓発文書に保健所が記載 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

 

茨城県の保健所から出されて正式な注意喚起文書に、『外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください』とか、『外国人と一緒に食事をしないようにしてください』とか書かれていたそうです。

保健所という公的な機関が認識しているレベルがこの程度なのかと、とてもショックです。

米国や欧州で、新型コロナの感染拡大にともなって、発生地の中国とからんで、アジア系の人に対する暴行事件が多発しましたが、まったく同じ構造です。

保健所の認識は、外国人イコール新型コロナ感染源と考えているのです。

茨城県の農家で働いている外国人がどこの国の出身者かわかりませんが、ベトナムや台湾のように感染がとても低く抑えられてきた国もありますし、総じてアジアの感染者数は欧米に比べると低いレベルです。

まして、農家で働いている外国人は、日本に定住している人達ですから、この人たちを感染源のように扱うこと自体が全くの偏見です。科学的根拠がまったくありません。

反対に、私たちが在留国で同じ扱いを受けたらどうでしょう。

今回のケースは、保健所という公的な機関で、しかもコロナ問題を直接取り扱っている機関がやってしまったことに大きな問題があります。

残念ながら、これが日本の現実でしょう。

 

ぽちっとランキング支援お願いしますにほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村