マレーシア史上最悪の地下鉄衝突事故、47人重症、166人が負傷
LRTクラナジャヤ線のKLCC付近で2本の列車が衝突
最も利用者の多い通勤電車
Mtownより
首都圏の軌道交通、RapidKLのLRTクラナ・ジャヤ線の本線上で5月24日夜8時半過ぎ、2本の列車が衝突する事故が起きた。
この事故で、死者はなかったものの、47人が重傷、166人が軽傷を負った。
事故は、KLCC駅からカンポン・バル駅の中間地点で起きた。テスト中の列車に、退勤時で混み合っていたコンバッ駅発の列車が衝突した。
クラナ・ジャヤ線は自動運転で運行されているが、警察のこれまでの調べによると、テスト中の編成を運転士がマニュアルモードで誤って本線上に入れてしまったという。原因のひとつとして、運転指令と運転士らとの連絡に行き違いがあったとも指摘されている。
乗客や負傷者は事故車両内から午後9時50分までに全員脱出しており、負傷者はクアラルンプール病院(HKL)に搬送されている。
なお、事故翌日25日以降の運行については、「別途通知するまで運休」とのアナウンスがなされている。
クラナ・ジャヤ線は1998年に区間開通。
マレーシアでは最初の完全自動化された通勤電車で、負傷者が出る事故が起きたのは初めて。
全線で37の駅があり、首都圏でも最も利用者が多い通勤路線。コロナ禍以前には平日の乗客需要は約30万人となっている。
写真はFree Malaysia Todayより
まさに、クアラルンプール中心部KLLC近くの地下での衝突事故です。
これまで、大きな事故はなかったLRT路線で、マレーシア史上初めての大事故となったようです。
クラナジャヤ線といえば、近郊住宅街からバンサー、KLセントラル、KLCCを結ぶ線で東京でいえば東西線、大阪でいえば御堂筋線といったところでしょうか。
私も、クアラルンプールに移った頃は車もなく、よく利用していました。
KLCCからKLセントラルへの地下運行部分は、駅もきれいで、乗り心地も悪くなく移動には非常に便利です。
乗客は、夢にもこんな大事故が発生するとは、想像もできなかったはずです。
そもそも、クラナジャヤ線は通常は、無人運転なのですが、今回の事故は、テスト用の車両が間違って入り込んでしまっていたとのことです。
ムヒディン首相もさっそく事故原因の徹底究明を言明していますが、運転手間の連絡ミスの可能性が高いということなので、防げた事故だったということでしょう。
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