ジョホール州のスルタンがMM2Hビザ条件の改悪について憂慮
ジョホールのスルタンが、MM2Hの新条件により外国人居住者が大きく減少すると憂慮
ジョホール州のスルタンがMM2Hの新条件適用により、外国人居住者が大きく減少すると憂慮すると表明しています。
元々ジョホール州は、シンガポール人のよるMM2Hビザ取得によりジョホール州への資産投資を狙ってきました。
シンガポールの富裕層の招致を狙うという観点からは、新政策により取得条件を厳しくするという意味は理解できなくもないですが、それにしては新条件の内容が全く魅力的ではないです。
今回の条件改定もシンガポールを参考していると推測しますが、90日以上の居住条件などつけると、毎月4万リンギット以上の固定収入のある外国人にとって大きな負担になってしまうでしょう。
今回の、MM2Hの取得条件変更には、国家としての政策への哲学が不足しているように感じます。
より富裕層の招致を狙うというのであれば、それに見合ったインセンティブが必要です。例えば、マレーシアでのビジネス、就労を容易にすることなどです。
また、一方で、S-MM2Hビザが現状の条件のまま維持され、しかもサラワクでの居住期間が最低15日ということなので、多くの人がS-MM2Hへ移行するでしょう。
S-MM2Hビザでマレーシアのどこでも居住できるので、結局、中央政府のMM2H制度は大きな抜け穴が生じることになります。
いかに、サラワクの自治権が強いといっても、1国2制度であり、国家として中央政府の信頼性は全く失墜してしまいます。
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