ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

やっぱり、CMCO実施地域の在宅勤務義務化により混乱

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管理職を対象にした在宅勤務化、現場が混乱

スワプ検査は、外国人労働者に限定

対象セクター及び対象者は公的機関及び民間企業の管理職で、出社可能職員は、財務、総務、法務、プランニング、ICTに携わる管理職の内、10%のみが午前10時から午後2時までの1日最長4時間可能というもの。。

おまけに、出社する職員は、スワプ検査が義務付けらた。

これに対して、現場は大混乱、政府にクレームが入ったも様子。

これに対して、出ました、いつものローカル人気とり政策スワプ検査は、文句の言えない外国人労働者に限定、マレーシア人は推奨のみと変更。

まったく理解できません。外国人とマレーシア人を区別した取扱い。

スワプ検査費用の負担や、外国企業は、管理職が出勤できないとどうするのでしょうね。

CMCOの実施は、卸売、小売業に大きな影響

ASIA INFONETに熊谷聡(日本貿易振興会/アジア経済研究所)さんが、興味深い記事を掲載されていました。

データー解析により、CMCOの経済への影響を分析されています。

まず、製造業の場合、3月のMCOが実施以降、従業員の職場への移動と生産指数に相関関係があり、6月以降は、従業員の移動が100%回復していないにも限らず生産指数は、ほぼ回復しています。

これは、一部在宅勤務が継続されていて、リモートコントロールが有効になっているということです。

一方、卸売、小売業については、売上高と、小売店、レジャー施設への人の移動に見事に相関関係があり、6月以降は回復傾向になり、直近では、3月以前の90%程度まで回復していました。

この分析から分かることは、今回のCMCOの実施により、製造業は、管理部門の在宅勤務化を進めても生産にあまり影響がないが。。。。

一方、卸売、小売業は、人の移動の制限そのものが、もろに、売上に影響するということです。

目先の感染者の抑制は解りますが、特に首都圏での人の移動制限は、やはり、経済的損失が大きすぎます。