イスマイル新首相の首相就任
Mtown紙記事より
イスマイル・サブリ氏がマレーシア連邦第9代首相に8月21日に正式に就任した。新首相は同日午後2時半ごろに王宮で宣誓式を終わらせた。
新首相はムヒディン政権で副首相を務め、事実上、これまでの政策を引き継ぐとみられる。特に新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化していることから、感染収束に全力を上げる。ムヒディン政権では今年7月に副首相に就任する前には新型コロナウイルスの治安関連の上級相として手腕を発揮していた。
新首相への下院議員の支持数は下院定数222人の過半数を若干上回る114人のみ。ムヒディン政権は115人だったため、1人減ったことになる。このため、下院議員3人以上が離反した場合、すぐに政権は不安定化する。
新首相は所属する統一マレー人国民組織(UMNO)で副総裁を務める。ナジブ元首相派のアフマド・ザヒド総裁とは距離を置いており、場合によっては今後同党内から倒閣運動が出る可能性がある。
オーストラリアのタスマニア大学のジェームズ・チン教授は「数カ月はハネムーンで安定する可能性があるが、その後はわからない」と主張している。
新首相はこれから組閣に入るが、UMNOや他の政党への配分数や配置によっては火種を生むことにもなりかねず、不安定の中からの出発となる。
結果的には、まったく意味のない首相交代でした。結局、少数与党だったムヒディンさんチームが、ひき降ろされて、UMNOの政権に戻ったということだけです。
イスマイルさんは、これまで政権NO.2として政権を支えてきており、ムヒディンさんに問題があったとしたら、イスマイルさんは同罪です。
またもや、前回総選挙の国民の意思に反する、UMNO中心の政権が復活することになってしまいました。
いづれにしても、総選挙までの暫定政権なので、昔の日本のように1年ごとに首相が変わる不安定な政権の誕生ということです。
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