ハムザ内務相MM2Hビザの既存保有者には新条件を適用しないと発表
既存のMM2Hビザ保有者に対しては、新条件を適用しない
ジョホールのスルタンをはじめ、各界からの猛烈な抗議に対し、ハムザ内務相は、ついに既存のビザ保有者に対しては新条件を適用しないと発言しました。
しかしながら、実際には正式に文書での通達見るまでは、安心できません。
今回の動きで明らかになったは、政府は、既存のMM2Hビザ制度は、マレーシアにとってメリットがないと考えているということです。
これまで既存のMM2Hビザ制度は、世界でも有数の移住者にとってメリットがある制度でした。特に、富裕層ではない中間層の移住者にとって、条件面、税制面で非常に優れているビザ制度でしたが。。。
マレーシア政府がMM2Hビザの条件を引き上げることに対しては、それなりに理解はしますが、既存の保有者へも更新時に適用するということが最大の問題点でした。
また、MM2Hビザ新条件についても。最大の欠点は、申請者にとってインセンティブがないということです。
労働許可を認めるとか、将来、永住権への切り替えが可能になるとか。。。現在の条件でも僅か3万人程度しか保有者がいないのに、新条件でMM2H申請者が増えるとはとても考えられません。
現行制度でここ数年、中国、香港等からの申請者が急増していたため、政府として何か勘違いしたのではないでしょうか。
これらの国々からの人も、新条件では、米国、カナダ、オーストラリア等の国を目指し、決してマレーシアを目指すとは思えません。
要するに、これらの富裕層にとって、マレーシアは新条件をクリアしてまで多額の財産も持ち込むような魅力ある国ではないということです。
一方で、今回の一連の動きで、既存のMM2H保有者へも大きな失望感を与えてしまいました。
仮に、既存の保有者へは更新時変更条件は適用しないと決定されてもマレーシア政府への不信感は拭い去ることは難しいでしょう。
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