マスク使用の義務化
マレーシア政府は、公共スペースでのマスク使用を義務化
マスク使用については、最近は、WHOも推奨していたり、シンガポール政府も義務化するなどしているので、マレーシア政府もいよいよ義務化を決めたようだ。
感染症防止法をきちんと根拠法としており、さくっと、義務化できるところが、要請ばかりの日本と違うところだ。
最近のモールに行くと、かなりの人がマスクをしていないか、或いは、あごマスクにしている。
やはり、国民全体として、気持ち的に緩みがでているのではないか。
もともと、マスクをする文化もないし、最近の感染者数の減少、経済活動の再開により緊張感が薄れてきてるのだろう。
とはいえ、そういうマスクをしていない連中をみると、やはり、こちらとしては『なんだこいつらは』と引いてしまう。
他人への配慮か、自己防衛か
そもそも、マスク着用が、コロナ感染防止にどれほど効果があるかは、専門家の間でも今もって論争が続いている。
今回のコロナウィルスが、飛沫感染か空気感染かという議論も結論が出ていない。
これまでは、飛沫感染を前提として、マスクをするとか、フェイシャルガードをするとか、ついたてを立てるとか、ソーシャルディスタンスをとるとかの対策が取られている。
空気感染であれば、そもそも、こういった対策だけでは不十分だが、現在までのところ、世界的に取られている対策だ。
但し、まだ、根拠として学術的には確立していない。
従って、現時点では、マスクをすることは、まず他人へ感染させないという観点から重要な対策だ。
日本ではマスク文化は、伝統的に浸透しているので、まず、他人への配慮の観点からも、多くの日本人が義務化しなくても、普通にマスクをする。
その点で、海外では、そういった他人への配慮という感覚が薄いように思う。
特に、欧米では、依然多くの人が、マスク着用について抵抗感を示しているとの報道がされている
同じような理由から、マレーシアでも全体で安心感が拡がり、緩みが出ると、自分が感染するリスクは減ったと考え、マスクをしない人が増えるわけだ。
本来、衛生観念がきちんと身についていれば、自己防衛の観点からも、公共の場で、マスクをすることはとても大事だ。
といっても、この考え方は、海外では、なかなか通用しない。
従って、マスク着用を政府が、法令で義務化するのは大賛成だ。