ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

納得性のある新しいコロナ感染に関する学説

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高橋康教授のコロナ感染7段階モデル

toyokeizai.net

感染7段階モデル

全体の約30%が暴露したとの前提

ステージ0 暴露(ウイルスを浴びる)なし
ステージ1 暴露したが感染なし⇒ほぼ無症状
ステージ2 暴露・感染したがほぼ無症状か風邪の症状⇒自然免疫で対処

     このうち98%が抗体なし

ステージ3 獲得免疫が立ち上がりはじめる⇒風邪の症状・隔離
ステージ4 獲得免疫と戦う⇒症状が全身に(軽症)・入院へ
ステージ5 免疫システムの暴走などでウイルスが凶悪化⇒急速に重篤
ステージ6 死亡

     暴露したうち全体の2%が抗体ができる

国民全体の約30%がウイルスを浴びていると仮定、今回の新型コロナウイルスは感染力が弱いので、暴露した人の内98%が抗体ができない。

→つまり、人間の体が自然免疫力で対応できると判断する。

暴露した人の2%では毒性が強く、人間の体は、抗体を形成しはじめる。風邪の症状から全身の症状へ進む人が出る。この中から、免疫システムの暴走により重篤化する人が出る。

このモデルによる試算によると、日本での死亡者数は、最悪3,800人、インフルエンザは毎年10,000人程度死亡者が出るので、ずっと、インフルエンザより最終的なリスクは低いと予想されている。

ステージ1、ステージ2でも、PCR検査をすれば陽性になるが、実際には、ほとんど無症状の状態。

→ちょうど、若者を中心に今日本で感染者が急拡大しているが、しかしほとんどが無症状。

ステージ3、ステージ4、ステージ5と体の免疫システムが動き出す確率は、暴露した人の僅か2%で、最終的な重篤化率は、20代で10万人中5人、30才―59才で1万人中3人、60才―69才で1000人中1.5人、70才以上で1000人中3人という予想になっている。

欧米人とアジア人との違いは、自然免疫力(細胞性免疫)の違い。これは、既に実施されている抗体検査による抗体保有率の差で示されている。

マレーシアの死亡者数は僅か100人を超える程度であり今の対策は過剰ではないか?

この学説によると、結論としては、高齢者を除き、感染防止に注意しながらも、普通の経済活動を続けることに問題はないということだ。

新型コロナ感染者数の増減に一喜一憂しすぎて、あまりにも多くの人的資本、社会資本のロスを生んでいるのではないか。

どれだけ多くの人が、金銭的損失、機会的損失を被ったのだろう。今後は、もう少しバランスのとれた対応が各国政府に求められる。

マレーシアでは、今でも、感染者が発生したアパートは鉄条網で囲われ、警察による監視がつき、子供たちが強制的に学校を休校にされている。

上記のモデルによると、検査で陽性がでたとしても、ステージ1、ステージ2の段階であり可能性が高い。無症状であれば、本人の隔離は必要であるが、関係ない子供を休校させる必要はないのではないか。

まして、今回、帰国者の自宅での隔離制度がなくなったが、PCR検査陰性者を隔離施設で2週間強制隔離させることにどれだけの意味があるのだろうか

多くの帰国者が勝手にリストバンドを外したりしたり、自宅隔離中に勝手に外出したりし事例があったと聞くが、違反者には厳罰で対処すればいい話だと思うが。

このような学説がきちんとデーターにより実証され、全世界の人々の安心につながり、社会生活が一日も早く通常に戻ることを切に祈るばかりだ。