ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

マレーシア、非常事態宣言の最終判断は、国王預けへ

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国家安全委員会は、非常事態宣言の方向へ

ムヒディン首相が国王へ上奏

昨日の国家安全委員会(内閣)は、非常事態宣言を決定、ムヒディン首相は、国王のところへもっていきました。

感染者の急増に対する、国民の不安、憤りを抑えることが目的だそうです。

国王は、国民はパニックに陥ることなく、コロナ対策をしっかりしてほしい。

他の州のスルタンに相談するとのことです。

ということですが。。。

昨日の感染者1,228人の内、サバ州が889人で、さらに、その内500人程度が刑務所関連。

一方、首都圏のセランゴールが76人、クアラルンプールが19人、でプトゥラジャヤはゼロです。

これって、非常事態宣言が必要な状況でしょうか??

国民は、パニックに陥るなと言いながら、そうでなくても、非常事態宣言が出れば、パニックに陥るでしょう?

 

 

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背景には政治的な動き?

ムヒディン政権は、アンワルさんの政権奪取の動きにあわせて、与党内のつきあげもあり、政権の足元がグラグラ。

どうも、何とか現状打破をするために、非常事態宣言の発令により、反政権派の動きを封じ込めようとしているようです。

そもそも、今回の感染拡大の要因は、サバ州の州議会議員選挙ですから、政治の責任が大きいです。

首都圏の感染再拡大も、州議会選挙で移動した人から始まったうえに、移動制限の強化ですから、本当に迷惑な話です。

 

でも、最終的には、非常事態宣言が出てしまうんでしょうね。さて、どんな内容になるんでしょうか。