インドネシア国歌のパロディー化、マレーシアは関係ありません
捕まえてみると、マレーシア人ではなくインドネシア人だった
monoist atmarkit.co.jpより
2日付、BH onlineよると、
先月、インドネシア国家”Indonesia Raya”のメロディーをパロディ化した替え歌が流行した。
当初マレーシアから流されたため、犯人はマレーシア人だと疑われ、インドネシアの外務大臣のマレーシア政府への遺憾表明までに発展した。
これに対し、在インドネシアマレーシア大使館は、早急に対処することを約束していた。
マレーシア警察とインドネシア警察の共同捜査が行われ、犯人が捕まってみると、なんと西ジャワ州に住むインドネシア人だった。
当初のマレーシア領からの発信者も、マレーシアに住むインドネシア人だということが判明した。
インドネシア政府は、とんだ赤っ恥です。外務大臣の遺憾表明の前に、よくよく調べるべきでしたね。
そもそも、インドネシア人とマレーシア人の間には、微妙な雰囲気が流れています。
もともと、マレー人とインドネシア人は同じ人種で、マジャパヒト王国の頃は、同じ国だったこともあるのですが、それだけに親近憎悪的な感情があります。
これまでも、両国は、しょっちゅう揉めています。そもそも1957年のマレーシア連邦独立の際にも、当時のスカルノ政権は、英国の新植民地主義によるインドネシア包囲網だとして、マレーシア独立に介入しました。
背景には、スカルノの大インドネシア構想があり、マラヤ連邦をインドネシアに組み入れたいという野望があったといわれています。
現在では、マレーシアはいち早く経済的にインドネシアより発展しており、インドネシア人はマレーシア人に対し一種の劣等感があるのではないかと思います。
実際、家政婦、建設労働者、農園労働者の多くがインドネシア人であり、多くのインドネシア人は面白くないはずです。
今回のインドネシア国家の替え歌には、ジョコウィ大統領を茶化す内容も含まれており、このようなことで簡単にインドネシア人のマレーシア人に対する偏見、憎悪の感情が増幅されてしまいます。
まだ、インドネシアの外務大臣から、犯人はインドネシア人だったことに対する謝罪のコメントはないようです。
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