ビジネストラック開始によって、短期出張者の入国も可能に
さすが、動きの速いシンガポール政府
「ビジネストラック」は、ビジネスでの両国の入国を例外的に認め、活動計画書の提出などの更なる条件のもとで、入国後の14日間の自宅等待機期間中も、行動範囲を限定した形でビジネス活動が可能となるスキーム。
日本からの短期出張者でも、行動計画書を提出しておれば、自宅待機期間中関係なく、ビジネス活動が可能になるという。、
本当に、すぐれもののシステムだ。これが、成功すれば、他国への波及効果は大きい。
茂木外務大臣が先月はじめに、マレーシアとシンガポールを訪問、日本政府主導で働きかけたもの。
これに対し、シンガポールは、早速、実行に移したものだが、さすが、シンガポール政府の動きは速い。
茂木大臣が訪問したとき、シンガポールは、首相みずから面談しているが、それに比べマレーシアは大臣どまり。。。
しかも、マレーシア政府は、ビジネストラックを先送りした。
レジデンストラックは、実施すると、約束したが、さあ、どうなることか。
とほほほ。。。まったく、マレーシアやる気なし。
日本の外務省は、「感染再拡大の防止と両立する形で、国際的な人の往来を部分的・段階的に再開していくものであり、日本とシンガポール両国の経済を回復軌道に乗せていく上で重要な一歩となることが期待されます。」としている。
日本政府は、国内でも、経済再建にむけて、あらゆる対策を取ることを約束しているが、まさに、海外に対してもの日本政府主導でアプローチしている。
茂木大臣は、台湾、ベトナム、タイ、等、コロナ感染が落ち着いている国へ同様のアプローチをしている。
各国へ、最新のコロナ情報も提供しているはずだ。。。。
すばらしい対応だと思う。
国情の違いがあるとは、両国の対応があまりにも正反対
コロナ感染リスクは、理由にならない。
コロナ感染者数と死亡者数(9/11)
シンガポール 57,356 27
マレーシア 9,810 128
感染者数をいうなら、シンガポールのマレーシアよりずっと多い。
でも。シンガポールは、PCR検査を大量に行っている結果なので、死亡者数は、極めて少ない。
シンガポールも、マレーシアも、今後多少の感染者数の増減はあると思うが、趨勢は、収束傾向にある。
既に、ビジネストラックを採用して、短期の出張者の入国を認めるシンガポール政府。一方、かたくなに、国境閉鎖を強化するマレーシア政府。
このいらいら感は、私が、ビジネスでこちらの官公庁と交渉していたときと、同じいらいら感だ。