ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

容赦ない銀行による、ローン債権の取り立てが始まったか

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マレーシアの銀行は、延滞債権の取り立てに容赦ありません

僅かの延滞金で、競売が実行されています

MalaysiaKiniの記事によると、

P Letchumyさん(60が、Bank Negaraの前で、Banlk Negaraに対して救済を訴えている姿が注目された。

僅か、975リンギットの銀行ローンの返済ができず自宅が銀行に差し押さえられ、競売入札の手続きが取られたためだ。

彼は、競売で自宅を落札した入札者に電気、水道を止められ自宅からの退去を余儀なくされてしまった。

共同所有者である息子さんによると、2001年自宅を購入時、銀行から31,500リンギット借入し、これまでれ毎月268リンギットを返済してきた

しかし、2018年7月より、毎月の返済額の引き上げが行われこと、また、昨年のコロナの影響により、一部返済金の延滞が始まり、最終的に975リンギットの延滞金となってしまったとのことだ。

 

このところ、毎日のように、銀行ローンの延滞により、自宅が競売にかけられたというニュースが新聞記事に出ています。

昨年の新型コロナの発生以来、マレーシア政府は、厳しい行動制限政策を行ってきました。

多くの人が、失職したり、収入が減少したため、政府はBank Negaraを通じて、各民間銀行に対して、ローンの返済猶予を行うよう指導してきました。

民間銀行に対する、中央銀行の指導には限界があると見ていましたが、最近の新聞記事を見る限り、やはり、政府は、返済猶予政策を打ち切ったのではないかと思われます。

それに加え、マレーシアの民間銀行は、延滞債権には、債権の取りたて部門が、事務的に法的執行をかける傾向にあり、個別の債務者の事情には配慮しないようにみえます。

この記事の、銀行ローンの債務者のように、延滞金額も少なく、返済意思も示している場合は、普通、銀行側も状況に応じて債権のリストラクチャリングに応じるものですが。。。

 

やはり、政府が、こういった債務者に対する救済スキームを組んで、中央銀行より民間銀行に提示しないと、個別の債務者は救われず、この記事のようなケースは多数発生すしてくるものと確信します

 

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