ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

もうすぐドリアンの季節

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もうすぐドリアンの季節

もうすぐドリアンの季節と言っても、今はあまり季節感がなくなって、年中いつでも出回っている感がある。一般的には、7月~8月と11月~12月ごろが最も出回る時期だと言われている。

ドリアンの栽培が盛んな地域は、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン等の東南アジア諸国が中心だ。

ドリアンとは、マレー語で”DURI:ドゥリ”→とげから由来しており。まさしくその姿はとげに包まれている。

取扱いには注意が必要で、通常は、ドリアン専門の露天商が器用に殻を割って、中から果物の部分を出してくれる。

果物の王様

まさしく果物の王様と評されるドリアンだが、日本人の間では、これほど評価の分かれる果物はない。

私のはだ感覚では、好き:嫌いが、1:10ぐらいだろうか。これが、インドネシア人やマレーシア人になると、好き:嫌いが、10:1とちょうど反対になるイメージだ。

嫌いな人の表現は、物が腐った匂いとか、ガス臭い、とにかく悪臭のかたまりとか、散々な評価になる

私のインドネシアの経験でも、飛行機、ホテル等への持ち込みは禁じられているほか、取り扱っているレストランもごくわずかで、果物の王様と言われながら、実は、一般的にどこでも食することができる訳ではない。

一方、ドリアン好きのインドネシア人に言わせると、ドリアンを買うためのは、自分の嫁さえ売りに出すということわざがあるくらいだそうだ

私は初めてドリアンに出会ったときから大好きになった

約30年くらい前、初めてインドネシアに行ったとき、周りのローカルの人の薦められて道端の露天商で買ったのが初めてのドリアンとの出会いだ。

普通は、初めて食べた人は、最低3回食べないと好きにはならないと言われたが、最初から好きな味だった。

以降、インドネシア駐在中、地方に行くと必ずと言っていいほど、ドリアンを探すようになった。

ドリアンの宿命として、普通のレストランでは食べることができないので、必ず道端の露天商を探し当て、その場で食べる方法しかない。

インドネシアでは、ほぼ全国各都市でドリアンを見つけることができるが、大きさ、甘さ、味の濃度など、実に、地方によってさまざまだ。

私の経験では、トップ3は、メダン、バンカ、ランプンといずれも、スマトラ島カリマンタンもドリアンの産地として有名だが、私の記憶には残っていない。

特に、メダンは、ドリアンを専門に取り扱っているレストランが集中している地域がある。従って、メダンに行くと大手を振って、レストランでドリアンを食べることができるので、年中、いつ行っても、お客さんでいっぱいだ。

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メダンのドリアン専門レストラン

ドリアンを食べたたらアルコールはNGは本当か

ドリアンを食べると、アルコールは絶対飲んではダメとよく言われるが、これは、根拠がなさそうだ。

ランプンに行ったときは、取引先で地元の華僑系のオーナーに必ず夕食に誘われていたのだが、このオーナーには必ず祝杯にとことんつきあわされたうえ、最後にはドリアン攻めにあうのだ。

このオーナーによると、ドリアンは糖分が強いうえ興奮作用があるかもしれないが、別にそれで、直接的な副作用はないということだった。

これまで、私も異常な症状が出たことはなく、毎回おいしくドリアンをごちそうになった。

ドリアンは露天商の屋台で食べるのが一番

季節になると、都心の大きなモールのスーパーマーケット等で、切り売りしているドリアンを見かけるが、これは、実はおすすめではない。

まず、値段がべらぼうに高い。味も試すことができないので、おいしいかどうか運を天にまかすしかない。

本来の食べ方は、最低、硬い殻ごと1個単位だ、殻の中は5つ部屋に分かれその中に種と果実が入っている。通常、スーパーで見かけるのは、この部屋ごとに分かれた果実の部分だ。

露天商では、この殻ごとを露天商の目利きにまかせ、割ってもらうのだ。全然おいしくない外れだとか駆け引きをしながら、値引き交渉もあわせて、おいしいドリアンを探し当てるのが至福の楽しみ方なのだ。