マレーシア人配偶者でも入国拒否?
シンガポールから強制送還にならなくてよかった
妊娠しために、シンガポールに滞在できなくなった
以下は、先週のBERNAMA紙の記事概要です。
マレーシア人YONGさんの奥さんは、中国籍者でシンガポールのワークパーミットを保有していたが、妊娠したため、シンガポールに滞在できなくなった。
シンガポールの法律によると、外国人が妊娠すると、労働許可を失ってしまう。
YONGさんの配偶者として、シンガポールの滞在許可を取り直すためには、ご主人の固定収入が月6000シンガポールドルが必要。
しかし、ご主人はストアーマネジャーとして、収入は条件に満たないため、奥さんはシンガポールに滞在できなくなった。
そこで、奥さんは、ご主人のマレーシア(ジョホール)の実家へ身を寄せようとしたが、11月30日、マレーシアの入国管理局で入国拒否されシンガポールへ戻された。
マレーシアの入国管理局の拒否理由は、奥さんが単独でマレーシアへ入国しようとしたことを問題にしたようだ。
ご主人は、マレーシア側の強制隔離14日間、シンガポール側の強制隔離14日間、最低でも約1か月仕事を離れると仕事を失ってしまうためだ。
奥さんは、シンガポールの強制隔離期間経過後、12月14日を経ると中国への強制送還される運命となってしまった。
これに対し、昨日、新しい動きがありました。入国管理局は、ご主人の妹さんに連絡し、妹さんが入国に付き添うという条件で許可すると連絡が入ったようです。
一方、ご主人のシンガポールの雇用者も、1か月の休暇を許可、マレーシアへ奥さんに付き添い、正式なマレーシアの長期滞在ビザを手続きするように配慮してくれたそうです。
このBERNAMA紙の記事のおかげですね。私も先週から気になっていました。
ご主人の付き添いがないという理由で、マレーシア国籍者の配偶者の入国を拒否するするなんて一体どうなっているのか。。。
規則上は、滞在中の保証人が必要という条項がひっかかったようですが、その辺の裁量は、担当官次第ですね。
イミグレではよくあることですが、通過ビザで入国するとき、普段は全然問題ないのに、例えば、リターンチケットがないと問題にされるようなことってありますよね。
このところ、外国人労働者の不法入国に関する入国管理局職員の汚職が問題になっています。
また、この入国管理局の汚職問題は、国会でも追及されており、今は、入国管理局内部でも、社会的な批判を気にしているのでしょう。
一旦、入国拒否となったケースを、普通、フォローアップするなんて考えられませんよね。
シンガポールも国の方針として、外国人が妊娠がすると、滞在ビザを取消しするあたり、徹底していますね。泥縄式に外国人が、シンガポールに定住するのを防いでいるのですね。
定住させる外国人は富裕層か、技能労働者優先ということでしょう。
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