フィリピンでは、パンデミックにより新生児が急増

本日のFMTレポートによると、

フィリピンは、１回目のロックダウンは、昨年３月から５月にかけ、世界有数の長期の外出禁止令を実施した。その後も、地域を限定しながらも行動制限を継続してきている。

また、行動制限地区の警備も、機甲車でのパトロールにより厳重に実施されてきた。

このため、現在、政府は、思わぬ新たな問題に直面している。

この間実施されてきた、外出規制により、多くの女性が避妊具を入手できなかったため、計画出産ができず、推計では、今年214,000人もの計画外の新生児が出産される予定。

コロナパンデミックの影響は、単に新生児の増加ということにとどまらず、人口爆発の危機を孕んでいる。

首都マニラは、人口１３百万を超え、平方キロ当たりの人口が70,000人に達しており、深刻な人口過密の状況にある。

人口増加の多くが貧困層であり、日々の食費にも事欠く状況となっている。

最近は、政府よる、貧困層への計画出産教育等により、人口問題対策への効果が徐々に見えてきていたが、今回のパンデミックによりすべて気泡に帰してしまったようだ。

今年予想される新生児は２百万人に達し、そのうち２０万人は、コロナパンデミックの影響による計画外の新生児あと推測されている。

段階的な人口増加は、長期的な経済的発展へ寄与するとお面ますが、爆発的な人口増加は、経済発展へはむしろマイナスな影響を与えてしまいます。

日本は、反対に少子化に悩んでいますが、非常事態宣言により、新生児が増加するといったような話は聞いたことがありません。

フィリピンでは、カトリックが多いので、宗教観が新生児の増加に影響しているとも思われますが、問題は、多くが貧困層ということです。

十分な生活補償や、教育を受けられず、貧困の負のスパイラルに入ってしまいます。

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ふーやんのマレーシア移住日記