世論調査で、アホック氏が上位にランクイン
アホック人気は、まったく衰えていません
LSI(インドネシアの世論調査機関)の次期大統領の候補に関する世論調査で、堂々第4位にアホックさんが入りました。
アホック元ジャカルタ市長は、現在政治活動は一切行っていないにもかかわらず、その人気が根強いことがわかりました。
アホック氏は、現ジョコウィ大統領のジャカルタ市長時代に副市長を務め、2014年に、ジョコウィ氏が大統領に選出されたあと、ジャカルタ市長に選出された。
その指導力と、政策実行力により、中国系、キリスト教徒というマイノリティ出身にもかかわらず、圧倒的な人気を博した。
2017年の市長選でも再選確実と思われたが、同氏の選挙中の発言が反イスラム的だとイスラム過激派から反アホックキャンペーンを展開され落選してしまった。
その後、その時の宗教侮辱罪により収監され、2019年にやっと出獄した。その後は政治活動とは一線を画し、現在は国営企業の監査役となっている。
今回の世論調査で上位に入ったのは、プラボオ・スビアント氏、ガンジャール・プラボオ氏、アニス現ジャカルタ市長等で、それに次いでアホックさんが4位に入っています。
インドネシアの場合、国家のトップは、ジャワ人でイスラム教徒という不文律があります。
つまり、最大多数民族出身者であり、最大宗教の信者でなければならないということです。
こういった中で、アホックさんが、当時ジャカルタ市長に選出されたことは、インドネシアでは画期的でした。
中国系であり、キリスト教徒のアホックさんの支持者の多くが、イスラム教徒であり華僑ではなかったからです。
ジョコウィ大統領のあと、アホックさんが大統領になる可能性は、今のところ低いと思われますが、仮に、実現するようなことがあれば、インドネシアにとっては、大きな変革のチャンスを迎えることになるでしょう。
インドネシアは、潜在的に大きく成長する可能性をもっている国なので、新しいタイプの変革的リーダを必要としています。
この世論調査の結果からみると、インドネシア国民も変革を求めており、アホックさんの人気が高いことがはっきりとしました。
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