ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

朗報、塩野義製薬が新型コロナ「重症化」リスク判定キットを開発

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塩野義製薬が、検査キット「HISCL TARC試薬」を開発、承認を取得

ミクスオンライン記事より

塩野義製薬は6月7日、検査キット「HISCL TARC試薬」(一般的名称:Th2ケモカイン・TARCキット)について、新型コロナウイルスSARS-CoV-2)陽性患者の重症化リスクの判定補助を使用目的とする適応追加承認を取得したと発表した。シスメックスと共同開発した。

国立国際医療研究センターが実施した臨床研究では、新型コロナで重症化する患者では発症初期から血清中のTARC値が低値を示すことが確認されており、1回の測定で患者の重症化を早期から予測できる分子マーカーとしてTARCの有用性が示されている。同検査キットは、シスメックス製の全自動免疫測定装置「HISCL-5000/HISCL-800」によってTARCを簡便に測定できる。測定反応時間は約17分。現在保険適用を申請中。

◎陽性患者のリスク判定と重症化兆候モニタリングで「医療リソースの最適化に貢献」

TARC(thymus and activation-regulated chemokine)は、71 個のアミノ酸より構成されるタンパク質で、リンパ球の一つであるTh2細胞を炎症部位に遊走させるケモカイン群の一つ。COVID-19の重症化にはTh1細胞とTh2細胞の免疫バランスの異常が関与している可能性が示唆されている。

塩野義は今回の適応追加承認の取得により、「SARS-CoV-2陽性患者の重症化予測に有用な新たな診断法が追加され、COVID-19の発症初期から重症化リスクを判別することにより、リスクの高い患者を入院管理、リスクの低い患者を宿泊療養や自宅療養とするなど個別に最適な措置につなげていくことが期待される」としている。そして、SARS-CoV-2陽性患者に対するリスク判定と重症化兆候のモニタリングの両面から、「医療現場でのより適切な治療への備えや、医療リソースの最適化に貢献していく」としている。

 

朗報です。検査キット「HISCL TARC」の開発により、新型コロナ感染初期に重症化するリスクが判別されることになりました。

これにより、医療現場では早期に適切な治療を行えるほか、重症化対策用の医療施設を有効利用できることになります。

現状では、新規陽性者の誰が重篤化する可能性があるか判断できないために、自宅療養者や隔離施設療養者が急激に悪化して、重症化、死亡するケースが問題になっています。

今後は、新規感染者が急増した時に、この検査キットの利用により、重症化リスクのある人を優先的に施設の整った病院へ入院させることができます。

さすが日本の製薬会社ですね。日本製のワクチン開発も進んでいるようですし、どんどんと新型コロナへ対応した研究開発が進んでいます。

 

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