ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

Gacktへの批判て何なのか。

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GACKT(ガクト)のフジテレビ系坂上忍の番組での発言に対し、日本で批判がおきているそうだ。

  • 9日の坂上の番組で、GAKTO(ガクト)はマレーシアから生出演し、マレーシア政府が、厳しい行動制限を国民に課している状況。その中で、警察、軍隊も出動し、違反者に対し、強い警告を出していることなどを淡々と説明。
  • そのうえで、世界の国は、厳しい封鎖政策をとりながらも、爆発的な感染者の広がり、死亡者数も増え続けている。その観点からみると、日本の状況はあまりにも甘くみえる。と強いことばで警告した。
    この発言に対し、日本では、強い批判があったようだ。自分は、税金のがれで海外に逃亡し、上目目線で日本を批判していると。
  • 翌日には、彼は、SNSで自分の思いを説明した。日本人は、時の政府の責任にしたり、強制力のない非常事態宣言のせいにしたり、営業の継続を補償金がでないせいにする。すべて、これらは、己れの危機感の低さ、行動のあまさをさらすもので、大切な人のを失うことにつながるのだと、無自覚、無関心なひとたちへ警告をうながしかったと。

GAKTO(ガクト)批判に関して思うこと。

  • 海外に住んでいる者の目からすると、日本の対応はあまりにも遅くて、甘くみえる。GAKTO(ガクト)の発言、日本の状況への危機感は、すごく当然だし、まったく違和感のないもの。
  • GAKTO(ガクト)自身も、数多くの公演が中止になり、経済的損失を受けているはずだ。海外でそれなりにリッチな生活を送れているのも、これまで、彼のエンターテイナーとしての成功と、ビジネスでの高い能力によるものであり、他人に文句を言われる筋合いはない。
  • そういった成功者に対し、その発言の真意を理解しようとせず、矮小な妬み、価値観で批判することは、恥ずべきことだ。もっと世界的な視野で日本をみれるように能力を高めるべきだと思う。日本の若者は他のアジアの国の若者に比べ、あまりにも内向きなように思う。
  • その要因は、今の与野党の政治家にも問題はあるが、明治維新以降、特に、戦後の日本の成長を牽引してきた、政治システム、官僚システムに限界がきているのだと思う。各政党も集票できる高齢者対策のみに重点をおき。票にならない若年層を軽視してきたからだろう。
  • 今の日本には、明治維新や日本の戦後の混乱期に日本を引っ張ったようなリーダーがいない。その点、マレーシアには、マハティールさんがまだ健在で、今だリーダーシップを発揮されていることは、この国難にあって、マレーシアにとって非常に幸運なことだろう。
  • 例えば、マレーシアの内閣は、行動制限令を出すタイミングで、自分たちの給料の2か月分を返上し、貧困者救済基金に寄付することを決めているそうだ。日本で、内閣、国会議員、官僚、公務員が一部でも報酬を返上するといったような話はいまのところ全く聞いたことがない。
  • 一方で、若い知事さんたちが地方でしっかりとしたリーダーシップを発揮されていることは、せめてもの救いであるように感じる。