ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

マレーシアの住宅に欠かせないシーリングファン(天井の扇風機)

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マレーシアの住宅には必ず付いているシーリングファン(天井の扇風機)

 

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部屋のシーリングファン

 

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食卓のシーリングファン、ランプと一体化したおしゃれなタイプ

 

レーシアでは、アパートとか、レストラン、パブ等には必ずシーリングファンが付いている。

同じ文化圏のお隣りの国、インドネシアでは、ほとんど見たことがない。

マレーシアに移り住んで初めて見たときは、おおこれは格好いいなと思った。

シーリングファンもいろいろあり、場所により使い分けられているが、ちょっと気の利いたレストラン、パブなどでみるものは、見た目もファッショナブルだ。

私のイメージでは、コロニアル時代の西欧風建築にぴったりとくる感じだ。

そうだ、そこで思い出すのが、シンガポールラッフルズホテルだ。

英国の小説家サマセット・モームや、チャーリー・チャップリンが逗留したことでも有名なホテルだ。

当時、世界中に影響力を及ぼしていた、大英帝国を象徴するコロニアル建築だと言える。

ベランダの天井では大きな扇風機がゆっくりと回っており、その下で、紳士、淑女がコーヒーを飲みながら歓談している景色が思い浮かんでくる。

マレーシアで、シーリングファンが建築文化としてしかっりと生き残っているのも、かつて英国植民地だったからだと思う。

インドネシアでも、ジャカルタバタビアカフェなぞ、オランダ時代のコロニアル建築だが、シーリングファンのイメージがない。

たしか、天井に扇風機風なものがあったようにも思うが、回ってはいなかった。

ましてや、インドネシアでは、建築文化としてまったく残っていない。

シーリングファンを使いだすと、冷房いらずだ。

扇風機の風を正面からあたっているのと違って、シーリングファンの天井からの風は、空気を部屋全体を循環させるので、ちょうど、外からの風が入ってくるような感じがする。

日本の夏に使う扇風機のように、あのどろーんとした生温かさがなくて、とにかく爽やかなのだ。

実際、マレーシアに移ってきてから、冷房というものを一回も使ったことがない。

昼間でも、シーリングファンを回しているだけで、十分なのだ。

今の季節は、結構雨が多いので、夜中には、シーリングファンを使っていると、寒くて目がさめてしまう。

シーリングファンのトップメーカーは何とパナソニックだ。

マレーシアに来て初めて知ったが、シーリングファンのトップメーカーは日本のパナソニックだ。

1970年代には、マレーシアで生産をはじめ、既に50年以上トップメーカーと頑張っている。

しっかりと、日本のメーカーが、マレーシアの建築文化としてシーリングファンを根付かせているとは、本当に頼もしい限りだと思う。