ふーやんのマレーシア移住日記

インドネシア駐在を中心に30年以上アジア業務に携わってきました。昨年よりマレーシアに移住しています。

アニメ、ファッションと並んで寿司文化はアジアの若者に大人気。

すし亭チェーンがインドネシアで寿司文化を広げた

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寿司三昧カウンター

 

マレーシアでモールに行くと、一番よく目にする日本レストランのひとつが”寿司三昧”だ。日本人からすると、特に、びっくりするほど美味しくはないけど、まあ、そこそこ、他に、日本食レストランがなければ、たまには入ってみてもいいかなというレベルだと思う。

知人の’マレーシア人からすると、寿司三昧こそ、本格的な寿司が味わえる日本レストランだと思っている。

私は、ローカルの人に、どこの日本レストランがおすすめか聞かれれると、日本人の板前さんが、目の前でさばいてくれるお店を紹介している。

この寿司三昧に相当するのが、インドネシアでは”すし亭”だ。たいていのインドネシアのローカルの人たちは、"すし亭"こそ、代表的な日本レストランで、本格的な寿司が食べれると思っている。

”すし亭”は、インドネシア初の寿司を看板メニューとしたフランチャイズチェーン日本レストランだ。本部は、シンガポールにあり、十数年前から、ジャカルタ、バンドン、メダンなどの主要都市に出店を開始、その後、インドネシア全国の主要都市で急速に出店を増やしてきた。

すし亭が出店するまで、インドネシアでは、日本人の板前さんが調理している、日本人経営の日本料理店に行けば寿司はメニューがあったが、一般のインドネシア人には、あまり縁はなかったと思う。

すし亭グループの基本的な顧客ターゲットはインドネシア人のローカル富裕層なので、店の内装は豪華で、日本テーストのこった作りになっている。

また、メニュー内容は豊富で、握りずしをはじめ巻物、刺身、そば、うどん類まで、ひととおり揃っている。

インドネシアでの出店開始当時は、ジャカルタ、バンドン、メダンなどの主要店舗に日本人の職人さんが配置されていたので、日本人が食べてもそれほど違和感は感じなかった。

 しかし、その後、店舗数が増加するにしたがって、ローカルの人にあわせた嗜好に変わってきている。

しかし、どの店舗も、集客力は抜群だ。

 

インドネシアの寿司文化を作ったのは若者層

インドネシア人と話をすると、子どもにせがまれて寿司を食べに行くことが多くなり、それにつれられて親も寿司が好きになったと。

インドネシアでは、すし亭の成功に触発され、今や、多様な形態の寿司レストランが展開している。そこそこのモールへ行けば、必ず寿司レストランの看板を見つけることができる。

インドネシアの若者にとって、アニメ、ファッション等と並んで日本の食べ物では、ラーメンと並んで寿司が大人気だ。

ジャカルタに、3年前に開店した"アキラバック"は寿司をベースにした、最高級セレブ向けヒュージョン料理レストランだ。

セレブな若者層で毎夜一杯になっていると有名になった。

このレストランは、韓国系米国人がオーナーで、日本の有名な料理人のもとで修行して、米国で大成功を収めたという。

アジアに限らず、世界中で普通に寿司を代表とする日本の食文化の広がり、それと若者文化の広がりは日本の財産だ。

 

日本で働きたい若者たち

インドネシアの友人から日本への労働者派遣について聞かれた。

近所で、日本の鹿児島に、農業分野の仕事で働きに行く人がいるという噂を聞いたが本当かと、本当であればたくさん働きたい人がいるのでルートを教えてほしいと。

確かに、昨今のコロナ騒ぎで外国人技能実習生は、日本に入れなくなっているはずだ。特に、農業分野は、中国からの人材に頼っていたので、今は、人材は完全に不足しているだろう。

今回のコロナ騒ぎでも明らかになったように、構造的に、これまで日本は食品、農産物の供給を大きく中国に依存してきた。

そればかりか、国内の農業も、実は、外国人労働者に大きく依存しているのだ。

技能実習生のという名のもと、日本は以前から、2年単位で、アジアからの人材を使ってきた。

当初は、製造業分野に限定されていたが、今は、農業、建設も含めてかなりの業種に門戸が開かれてきている。

外国人技能実習生に関する問題に対し、移民問題に発展する日本社会の保守性

 一昨年の外国人技能実習生に関する法改正の際、これは、外国人に対する移民を認めるものだと、マスコミを中心に大反対があったと思う。

日本経済低迷の要因のひとつは、労働者問題だ。日本の経済のけん引役だった製造業は、安い労働者と、拡大する市場を求めて海外移転を余儀なくされてきた。

一方、日本では、若者は、所謂 ”3K→きつい、汚い、危険” な仕事を敬遠する傾向が顕著になっているため、外国人技能実習生という名のもとに、実質的に、外国人労働者により下層労働の部分を補填してきたのだ。

ここマレーシアをみても、3Kに属する分野は、中国、インドネシア、フィリピン、バングラディッシュミャンマー等からの外国人労働者が占めている。

経済が堅調な米国を見ても多くの移民が下層労働を支えているし、中国、インド、インドネシア等経済成長力のある国は、国内の労働者供給力が半端ではない。

従って、日本も好むと好まざるに限らず、外国人労働者の導入は必然の流れであり、労働供給、消費市場の拡大のためには、必ず必要なことだ。

労働者供給側の事情

日本への技能労働者派遣国としては、ベトナム、フィリピン、インドネシアミャンマー等の東南アジアの国である。いづれも一人あたりのGDPが4,000ドルに満たない国々である。

例えば、インドネシアだが、毎年4-5百万人の新規の生産労働人口が増加しており、すべての新規の労働者を吸収するには、毎年約7%のGDPの成長が必要だと言われているが、このところの数年間は、約5%程度の経済成長率となっている。

つまりは、新規労働者供給過多の状況が続いており、必然的に海外へ労働者が流出する構造となっているのだ。

技能実習生という名のもとの労働搾取という批判はあたらない

日本では、技能実習生という制度のもとの労働搾取ではないかという批判をよく聞くがそれはあたらない。

インドネシア国内で大卒でも新卒給与は大体5万円ぐらいであるが、インドネシアから日本への派遣される技能実習生の多くは高卒で、15万円程度の給与は非常に魅力的だ。
寮費、食費等を引いても10万円ぐらい残すことができるので、家族への仕送り、貯蓄にまわしても十分だ。

インドネシアの若者にとって日本での就労経験は非常にメリットがある。まず、①日本語を習得できる。②生産技術、技能を習得できる。一番大きいのは、インドネシア帰国後の就職に非常に有利に働く。

技能実習生派遣に関する問題点

日本国内の各種批判をかわすために、制度そのものが非常にややこしい仕組みになっている。

まず、送り出し側の業者が、日本語研修、渡航費等の名目で約30万円ぐらいの前金を派遣希望者から受領するシステムとなっており、派遣希望者にとって大きな負担となっている。

通常は、親類縁者からお金を借りて、渡航後の給与から返済することになるが、どれでも、実習生として派遣され最低2年間でも日本で働くことができれば、本人とって将来への夢に大きくつながるのだ。

日本の受け入れ側の業者についても、組合組織とする必要があるほか、出資についてもいろいろと制約があるようだ。

日本にとっても、送り出し国にとっても非常に重要な制度

日本が少子高齢化を止められない限り、外国人労働者招請は必須であること、一挙に移民問題まで議論が進めるかどうかは別ににして、真正面からこの問題に取り組まないと、結局は、あちらこちらに落とし穴ができることになる。

特に、直近の問題になっている農業従事者の不足については、日本の存立にかかわる問題であり、日本の農業事業者の方、技能実習として派遣されるアジアの若者にとって十分に使いやすい制度の早急な確立を望みたい。

 

 

 

プトゥラジャヤの中心にあるプトゥラモスクと首相官邸

 

プトゥラジャヤの中心はプトゥラモスクと首相官邸

プトゥラジャヤは、1990年代後半からクアラルンプールから主な連邦政府機関を移転させ連邦政府直轄地として、隣接したサイバージャヤとあわせマレーシア政府の威信をかけて開発した未来都市である。

広々とした、道路や公園、近代的な建物が立ち並ぶその都市景観は、異次元だ。

そのプトゥラジャヤの中心地にあるのが、プトゥラスクエアに面するプトゥラモスク(ピンクモスク)と首相官邸だ。

私もよく行くALmandaショッピングセンターから、一般のオフィス地域を経て車で5分程度で到着する。今日は、買い物のついでに、プトゥラスクエア、植物園を経由して帰宅することにした。

プトゥラモスク(ピンクモスク)

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プトゥラモスク(ピンクモスク)

バラ色した花崗岩を使用して建設されたということで、全体がピンク色に輝いており、背景の人造湖にその姿がよく映えている

本日も、マレーシア国内からの観光客と思われる人たちが結構見られた。

観光地紹介の情報雑誌などによく、夕暮れの湖に浮かぶ写真が掲載されているが、湖を背景にした景観は本当に美しい。

モスクの中は、礼拝場以外に機能ルームや学習施設などから成り立っており、一度に15,000人程度の崇拝者を収容できるそうだが、私自身は、これまで、中にはまだ入ったことはない。

前面のプトゥラスクエア側には、マレーシア国旗の他13州の州旗が風になびいている。また、円周となっている道路沿いには自由に駐車できるので、観光客にとって、とても利便な作りになっている。

首相官邸

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首相官邸

プトゥラモスク(ピンクモスク)に並んで、プトゥラスクエアの北側にある首相官邸イスラム建築のデザインを取り入れ、外観はまったくモスクのように見える建物。

一般観光客は入れないが、首相官邸、政府秘書室等の政府機関が入っているようだ。

この首相官邸の裏手から植物園とつながっている。

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プトゥラスクエアから見た官公庁街とセリサウジャナ橋

休日には、官公庁街はひっそりとしているので、官公庁街からプトゥラスクエアを経由して植物園へのコースは、絶好の散歩コースだ。

官公庁街からプトゥラスクエアを歩いて一周したことはあるが、コロナ騒ぎで植物園や湖のほとりを歩くコースはまだ試していない。

近いうちに、制覇したい。

ALHAMDULILAH by TOO PHAT プロモーションビデオ

www.youtube.com

このビデオは、マレーシア語のグループレッスンで先生より紹介された曲だ。

オリジナル曲は、2014年にリリースされているが、私も今回は初めて聞いた。歌詞の内容自体は、宗教的な教えが強いが、メインのパートはラップで歌っているほか、前後のメロディーも非常にきれいなのでとても印象に残る曲だ。

この曲のオリジナルバージョンを歌っているのが、マレーシアのラップ、HipーHopデュオのTOO PHAT、とインドネシアの女優、歌手であるDIAN SASTRO、及びシンガポールYASINグループだ

今回、私がいちばん興味深かったのは、オリジナル曲に参加しているDIAN SASTROと、上記のカバーバージョンが、私が8年近く駐在したバンドンで撮影されている点だ。

DIAN SASTROは、彼女が20才(2002年)のときに主演した映画"ADA APA DEGAN CINTA"一躍有名になった。主人公の女子高生チンタの恋愛と、恋人との別れ、そして再会を描いたものだ。

インドネシアは、イスラム教の伝統的な価値観が強く、保守的な考えが大多数を占める中、この映画では、宗教的な色合いはまったくなく、自由に恋愛の表現がなされており当時のインドネシアとしては、画期的な作品だった。

当時、この作品がインドネシアで大ヒットしただけでなく、その幻想的なメロディーの主題歌も空前の大ヒットを記録した。

日本の映画祭へも出品され、主演女優のDIAN SASTROも日本へ何回も訪れ、日本でも人気となった。私も、ビデオを買って繰り返して鑑賞、その主題歌もカラオケでよく歌ったことを覚えている。

ちょうど、主題歌も大ヒットした日本の"東京ラブストーリー"とイメージが重なるところがある。

カバーバージョンの撮影場所は、アジアアフリカ会議博物館の周辺が使われている。

 

アジアアフリカ会議の行われたバンドンの会議場は、バンドンの中心地のアジアアフリカ通りにあり、現在記念博物館として観光名所となっている。

多くの日本人は、アジアアフリカ会議の名前だけは、世界史の教科書に掲載されていたので、覚えている人が多いと思う。

アジアアフリカ会議は、第二次世界大戦後独立したインドのネルー首相、インドネシアスカルノ大統領、中国の周恩来首相、エジブトのナーセル大統領らが中心になって行われた会議の総称だ。

第1回会議がバンドンが開催され、その後の非同盟諸国首脳会議につながっていった。

先日もテレビでコメンテーターが、最近のインド、中国紛争に関連し、どうしてこれだけ国境紛争に明け暮れているのに、裏では、気脈が通じているいるところがあるのは不思議だ、といった内容の発言をしていたが、この、非同盟諸国の連帯意識が根底にあるのだと私は思う。

バンドン会議には、29か国が参加し、戦後植民地主義から独立を果たした、各国の若きリーダーたちは、バンドンの地に集まり、建国の夢を語りあったわけである。恐る恐る参加した日本の代表団は、アジア民族解放の盟主として非常に歓迎されたそうである。

2015年にインドネシアジャカルタとバンドンで開催された60周年首脳会議には、安倍首相が参加されたが、残念ながら安倍首相はバンドンには来られなかったので、地元の日本人会は残念な思いをした。

バンドンの中心地であるアジアアフリカ通り周辺は、近年整備が急速に進み、観光地化が推進されている。ただし、バリのように外国人観光客はまだ少なく、主に、ジャカルタ等近隣からの観光客が中心である。

従って、コロナ感染問題が一段落すれば、国内観光客の割合が多いだけに、他の地域に比べ経済の回復は案外早いのではないかと思う。

 

 

 

 

 

4か月ぶりの散髪

今日こそと決めていた散髪に行ってきた。

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IOIシティモール

最後に散髪に行ったのは、ちょうど3月はじめロックダウンがはじまる直前だったので、かれこれ4か月間散髪をしていなかったことになる。

普段は、1か月ごと、長くても 2か月に1回は散髪に行くのだが、これだけ長い間散髪に行かなったのは、たぶん人生で初めての出来事だと思う。

TESCOスーパーマーケットの会計清算でもめて以来、自宅アパートの目の前にあるIOIシティモールには、しばらく行っていなかった。

今日こそは散髪に行こうと決めていたので、IOIシティーモールに久々に行ったところ、何と、地下1階の駐車場がほぼ埋まっている状況で、モール内はかなりの人手でにぎわっていた。

中には、マスクをしていない人、マスクをしていてもあごマスクをしている人も多く見受けられ、けっこう、ゆるゆるな状況に戻っていた。

理髪店は、SOPに従って、しっかりと営業中。

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IOIシティモール3階にある理髪店

モールの3階にある理髪店は、条件付き規制緩和が始まった頃、当時はまだ閉まっていたが、通りすがりにちゃんと目を付けておいた。

理髪店の中に入ったのは、今日が初めてだったが、非常に清潔で豪華な内装だった。前のお客さんが出たところだったので、順番を待つこともなく、散髪にとりかかってくれた。

まず、マスクをしているうえにフェースシールドを取り付けて、防護ガウンを着て、お医者さんがつけているような手袋をはめ完全防備だった。

また、散髪中も、櫛を使えば一回ごとにアルコール消毒を行い、電動バリカンも使うたぼにアルコール消毒を吹きかける丁寧さで、とても、安心感のある対応だった。

他のモールの地下で見た散髪屋さんでは、マスクはしていたが、防護用ガウンとかフェースシールドとか全くしておらず、結構不安に感じていたが、本日の理髪店は高級そうなだけにしっかりSOPを守っているのだろう。

あまり相場観がわからないが、料金は55リンギットということで、日本円で考えれば、かなりリーズナブルな価格ではないかと思う。

結論としては、十分に納得できる内容だったし、何はともあれ、4か月振りの散髪で、スッキリさっぱりだった。

もうすぐドリアンの季節

もうすぐドリアンの季節

もうすぐドリアンの季節と言っても、今はあまり季節感がなくなって、年中いつでも出回っている感がある。一般的には、7月~8月と11月~12月ごろが最も出回る時期だと言われている。

ドリアンの栽培が盛んな地域は、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン等の東南アジア諸国が中心だ。

ドリアンとは、マレー語で”DURI:ドゥリ”→とげから由来しており。まさしくその姿はとげに包まれている。

取扱いには注意が必要で、通常は、ドリアン専門の露天商が器用に殻を割って、中から果物の部分を出してくれる。

果物の王様

まさしく果物の王様と評されるドリアンだが、日本人の間では、これほど評価の分かれる果物はない。

私のはだ感覚では、好き:嫌いが、1:10ぐらいだろうか。これが、インドネシア人やマレーシア人になると、好き:嫌いが、10:1とちょうど反対になるイメージだ。

嫌いな人の表現は、物が腐った匂いとか、ガス臭い、とにかく悪臭のかたまりとか、散々な評価になる

私のインドネシアの経験でも、飛行機、ホテル等への持ち込みは禁じられているほか、取り扱っているレストランもごくわずかで、果物の王様と言われながら、実は、一般的にどこでも食することができる訳ではない。

一方、ドリアン好きのインドネシア人に言わせると、ドリアンを買うためのは、自分の嫁さえ売りに出すということわざがあるくらいだそうだ

私は初めてドリアンに出会ったときから大好きになった

約30年くらい前、初めてインドネシアに行ったとき、周りのローカルの人の薦められて道端の露天商で買ったのが初めてのドリアンとの出会いだ。

普通は、初めて食べた人は、最低3回食べないと好きにはならないと言われたが、最初から好きな味だった。

以降、インドネシア駐在中、地方に行くと必ずと言っていいほど、ドリアンを探すようになった。

ドリアンの宿命として、普通のレストランでは食べることができないので、必ず道端の露天商を探し当て、その場で食べる方法しかない。

インドネシアでは、ほぼ全国各都市でドリアンを見つけることができるが、大きさ、甘さ、味の濃度など、実に、地方によってさまざまだ。

私の経験では、トップ3は、メダン、バンカ、ランプンといずれも、スマトラ島カリマンタンもドリアンの産地として有名だが、私の記憶には残っていない。

特に、メダンは、ドリアンを専門に取り扱っているレストランが集中している地域がある。従って、メダンに行くと大手を振って、レストランでドリアンを食べることができるので、年中、いつ行っても、お客さんでいっぱいだ。

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メダンのドリアン専門レストラン

ドリアンを食べたたらアルコールはNGは本当か

ドリアンを食べると、アルコールは絶対飲んではダメとよく言われるが、これは、根拠がなさそうだ。

ランプンに行ったときは、取引先で地元の華僑系のオーナーに必ず夕食に誘われていたのだが、このオーナーには必ず祝杯にとことんつきあわされたうえ、最後にはドリアン攻めにあうのだ。

このオーナーによると、ドリアンは糖分が強いうえ興奮作用があるかもしれないが、別にそれで、直接的な副作用はないということだった。

これまで、私も異常な症状が出たことはなく、毎回おいしくドリアンをごちそうになった。

ドリアンは露天商の屋台で食べるのが一番

季節になると、都心の大きなモールのスーパーマーケット等で、切り売りしているドリアンを見かけるが、これは、実はおすすめではない。

まず、値段がべらぼうに高い。味も試すことができないので、おいしいかどうか運を天にまかすしかない。

本来の食べ方は、最低、硬い殻ごと1個単位だ、殻の中は5つ部屋に分かれその中に種と果実が入っている。通常、スーパーで見かけるのは、この部屋ごとに分かれた果実の部分だ。

露天商では、この殻ごとを露天商の目利きにまかせ、割ってもらうのだ。全然おいしくない外れだとか駆け引きをしながら、値引き交渉もあわせて、おいしいドリアンを探し当てるのが至福の楽しみ方なのだ。

 

 

つれあいは、ANA便で成田に向けて帰国

つれあいは、マレーシア航空関空便をあきらめた

果たして、マレーシア航空の関空便が8月に飛ぶのかどうかはっきりしないので、飛んでるANAの成田便での帰国する方法を選んだ。

マレーシア政府が、グリーンゾーン国として日本を指定すれば、日本人の雇用パス、レジデンスパスの所有者らに対する入国制限が緩和されるので、マレーシア航空は、そのタイミングを待っているのだろう。

先日のグリーンゾーン国の指定では、シンガポールブルネイ、オーストラリア、ニュージーランドの4か国が承認されたが、当初予想されていた日本、韓国は入らなかった。

しかし、グリーンゾーン国の指定は、随時追加されるということなので、近いうちに日本が追加される可能性が高い。グリーンゾーン国に指定されると、2週間の隔離義務などが免除される。

情勢を見ながら、8月にマレーシア航空が日本便を再開したとしても、成田便を優先し、関空便は後回しになる可能性も高いので、つれあいも最終的に現在も飛んでいるANA便を選択することになった。

問題は、帰国者は公共交通機関が使えないので、息子に大阪から成田まで飛んでもらって、レンタカーで成田から大阪の自宅まで帰ることにした。

昨日の朝は、真っ暗、豪雨、強風最悪の状況だった。

ANA便は、朝7時すぎの出発のため、朝の4時半には自宅を出る必要がある。ところが、昨日の朝は、豪雨、強風のうえ、当然ながらまだ漆黒の暗闇の中だった。

グラブ配車サービスにもつないでみたが、KLIAの出発ロビー向けの配車は、取扱い停止になっているうえ、自宅周辺地域にグラブの姿は、全く見当たらない。

現在は、特にターミナル1の方は、国際便の利用者がほとんどいないので、グラブも出国便の利用者を想定していないということらしい。

必要な場合は、家族が自家用車で送るか、事前にタクシーを手配しておく必要があるということだ。

我が家のあるプトゥラジャヤから、空港へは比較近く、高速道路を’経由することなく、一般道路を使って直接行くことができる。

しかしながら、一般道路なので、よけいに空港へ行く車はほとんどなく、しかも既に、大きな水たまりがあちこちに出現する中、ひとえにGPSに頼りながら空港へたどり着いた。

空港の出発ロビー前の車は数える程度だったが、実際のところ、ANA便の乗客は結構多く、殆どが、成田トランジットの白人だったようだ。

成田での検疫時間は約1時間半程度

成田でのPCR検査を受ける待ち時間は、約1時間半程度で比較的早かったそうだ。大阪から迎えきてもらった息子との待ち合わせもスムーズで本日の夜半過ぎには大阪の自宅へ到着した。

これから2週間の隔離期間中、保健所との連絡は、電話ではなくメールでいいそうだが、毎日状況報告をしなければならないようだ。

 

 

 

 

超常現象を信じるようになった。

今日の新聞記事、旦那さんが事故死する前に匂った香しい花の匂い

本日のHarian Metro紙の記事によると、昨日、海軍兵士だったアブドゥール ラシムさんと同僚4名がコタキナバルへ向かう道路で交通事故にあい、内3名が死亡、1名が重症を負った。

アブドゥール ラシムさんの夫人の話によると、死亡

事故の発生の知らせが入る、1時間ほど前夫人は自宅で、かつて経験したことののない、香しい花の匂いが家じゅうでしたと。

また、1週間ほど前、アブドゥール ラシム氏は、これまでにはないほど、子供たちに熱心に宗教の教義を教えていたと。

実は、これと同じような経験を、私自身が経験したことがある。

インドネシアのバンドンに駐在していたころ、私の勤務していたオフィスで起こった出来事だ。

オフィスは4階建てで、私は3階の執務室にいた。夕方出先から、オフィス帰ってきたところ、非常に、香しい蘭の花のような匂いが部屋に満ちていた。誰か、蘭の花を持ち込んだのかなと思ったが、秘書の姿はなく、その時は、確認できなかった。

4階からキャーと言う悲鳴が聞こえてきた。

自分の席について、30分ぐらいしたときだ。4階から、キャーと言う悲鳴が聞こえてきた。

何だろうと思って4階に電話をしたところ、4階の会議室でのミーティング中、発言していた役職者の背景に、誰も見知らぬ女性の姿が浮かんだというのだ。

私個人としては、それまで、こういった超常現象を信じる方ではなかった。戻ってきた私の秘書に今起きた出来事、また、その前に蘭の匂いがした話をしたら、秘書の顔が、真っ青になっていった。

秘書から聞いた話では、インドネシアでは、こういった、超常現象が起きるとき、花の香しい匂いがよくするそうである。実際、そのとき、誰も蘭の花など持ち込んでおらず、その匂はすぐに消えていた。

この一件以来、私は、こういった超常現象を信じるようになった。インドネシア語では、幽霊のことをHantuというが、ほぼ、インドネシア人は全員霊の存在を信じている。

霊には、やはり、いい霊と悪い霊がいて、悪い霊はお祈りをして追い払わなければならない。日本とよく似ている。

マレーシアでも、インドネシアでもホラー映画は人気がある。

マレーシアでも、インドネシアでも映画やDVDなどホラー映画の宣伝をよく見る。

私自身は興味がないので、ホラー映画を見たことはないが、大体、幽霊の顔はよく似ている、真っ白な顔で、口が裂けているような感じだが、何となく愛嬌があってそんなに怖い感じははい。

怖いもの見たさという感情は世界兆通だ。

 

 

 

 

マレーシア航空の関空便のキャンセル

喜び勇んで購入した関西空港行きがキャンセルされた

この行動制限令の期間、ANAJALの日本の航空会社は、クアラルンプールと成田、羽田便を何とか維持してきた。

一方、関空便直通は、コロナ問題以前もエアアジアかマレーシア航空のみであったが、行動制限令がスタートしてから完全にストップしてしまった。

私の場合、大阪に帰るには、成田か羽田到着後公共交通機関が使えないので、空港周辺のホテルで2週間隔離生活を送くったうえで大阪へ移動するか、或いは、わざわざ大阪から家族に、成田か羽田まで迎えにきてもらうしかない。

ところが、今月に入り、エアアジアとマレーシア航空が、7月のフライトの受付を開始したので、喜び勇んで、まずはじめに、エアアジア便をオンライン購入した。

ところが、チケット購入直後、1週目には、エアアジアがフライトのキャンセルを発表、仕方ないので、マレーシア航空便のチケットをHISを通じて購入したところ、これまた2週目にキャンセルを発表

エアアジアは、①同路線の予約日の変更か、②購入金額分を自己アカウントにプール、今後2年間同社の航空便利用に充当可能、が選択できるということなので自己アカウントの開設を選択した。

ところが、問題は、マレーシア航空だ

当初、航空券購入時には、リファンドも可能ということだったのに、いざキャンセルとなると①同路線の予約日の変更か、②オープンチケットへの変更しか認めないということにされてしまった。

しかも、運賃に差額が出たら、差額を徴収するということであり、航空会社側の都合でキャンセルしておきながら、何という仕打ちだろうと怒りでいっぱいだ。

そもそも、航空運賃は、その時点の需要供給と、各航空会社の営業政策で決まるので
エアアジアのアカウント方式であればフェアだと思うが、マレーシア航空の場合は、全くアンフェアだ。

それでも、何とか8月の予約受付便については、エアアジアもマレーシア航空キャンセルすることなく、何とか飛ばしてくれればいいが、これは、まったく状況次第だ。

8月に飛べは、マレーシア航空で日本へ帰国、マレーシアへの戻りのフライトは、アカウント方式によりエアアジア便を使えばよい。

首都圏と地方の利便性の格差

今回のコロナ騒ぎで思うことは、首都圏と地方の利便性の格差だ。地方の人にとって、首都圏でのホテルでの隔離処置というのは、相当な経済的、精神的負担になる。

ANAJALが交互に週2回ベースで、クアラルンプールと首都圏を飛ばすのであれば、そのうち1便は、乗り継ぎ便でもいいので、札幌、名古屋、大阪、福岡等へ飛ばせないのだろうかと思う。

各地方に向けて、月1回でもフライトがあれば、首都圏以外の日本人、日本在住のマレーシア人とって大きなメリットになると思うが。

とはいえ、マレーシアの政府もグリーン地域として日本も往来の自由化に向けて検討に入っているようなので、近いうちに、制限緩和は確実に進むだろうとは思うが。

 

インプラントについて思うこと

私は、インドネシア在住中にインプラント治療を行った。

インプラント治療に対するイメージは、日本と海外では大夫違う。

日本では、歯科医さんの中でも意見が違って、特に、以前はネガティブな意見が大多数だった。

インプラント治療主なネガティブ理由

  • 手術の失敗で、痛みが止まらないケースや死亡事故も
  • メンテナンスが悪いと、抜けてしまう
  • 保険きかず費用が高額など

いやいや、骨の中に人口歯根を埋め込むので、それは、歯科医の技術レベルによっては、いろいろと問題がおきるのは仕方ないでしょう。

私も、本音からするとインプラントはしたくなかったが、元々、歯質が子供のころより悪く、ブリッジ、部分入れ歯等を’繰り返しているうち、気が付けばすっかり歯が悪くなってしまった。

たまたま、インドネシアで通っていた歯医者さんは、インプラントの専門医ということともあったが、なぜ、インプラントしないのか?はやくインプラントしないと周りの歯が全部ダメになるよとずっと言われてきた。

少なくとも私の知っているローカルの人たちも、中流以上の人はかなりの割合でインプラントをしている。インドネシアではインプラントに対するネガティブな話はあまり聞かない。

知人の日本人の方で、詳しい説明がないまま歯科治療を受けていたら、後でインプラント治療だったとことを知ったという強者もいるぐらいだ。

私の場合、インプラント治療を始めてから、3年くらいになるが、もう他の選択肢がなくなり、最後の手段だった。今思えばもっと早くやっておけばよかったと思う。

個人としての感想

メリット

  1. とりあえず、見た目が抜群に良くなる
  2. 慣れると、自分の歯として全く違和感がなくなり、何でも普通に噛める
  3. 本来の歯が安定し、更なる悪化が防げる
  4. 歯の痛みから解放される

ディメリット

  1. 治療費が高額
  2. 施術のリスクが高い
  3. 歯周炎により抜けてしまう

結局は、プラス、マイナスをどう考えるかに限る。

1.インプラント治療費は高いが、普通の歯が痛くなったり、悪くなったりすれば、
そのたびに治療費がかかるので、トータルでみればそれほどの差はない。また、1本あたりのインプラントの治療費は日本の半分ぐらい。

2.施術のリスクは、ひとえに藪医者にかからないこと、ドクターの風評や学歴、経歴を見ればある程度のレベル感はわかる。

3.これは、私も今回経験したが、ロックダウンで半年以上、歯医者に行けなかったことが大きい。

日本の歯科医療システムとインドネシア(海外)の違い

日本のシステムは保険制度に基づいているので、1本の治療に何回も歯医者に通うことになるが、海外は、治療項目に対する出来高制なっているので、短期間で済ますほど、歯科医院側の利益につながる。

海外の場合は、対象治療が完了しないかぎり、2回目以降は治療費は請求されない。

私の場合も、最初契約時に治療費を前納しているので、初回以降は、どんな処置に関しても治療費は発生していない。

人によって状況が違うので決めつけはできないが、私個人としては、インプラント治療をしてよかったと思っている。自分自身の歯も、ちゃんと安定している。

 

 

 

 

 

不整脈が出て思い出したこと

胸のどきどき感とズドンとした重苦しさ

不整脈とは、

人間の心臓は、電気信号により定例的に収縮を繰り返しているのだが、時として電気信号の狂いにより不規則な収縮になるものだ。

また、この電気信号に狂いをおこさせる要因は、疲労、ストレス、飲酒等だ。

一昨日の夜中に、目を覚ますと、胸のどきどき感と胸の重苦しさ感じた。20分程度ですっと収まってきたので、そのまま寝た。

実は、こういった経験するのは、今回で6年ぐらいの間で3回目だ。1回目は日本、2回目はインドネシア、3回目が今回である。

要因は、飲酒だろうとだいたい予測はついたが、とりあえず念のためと思い、HSCジャパンクリニックに行くことにした。

HSC ジャパン クリニックで診察を受ける

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HSCジャパンクリニック受付

クアラルンプールの中心部にあるので、かなり遠いのだが、日本人医師と日本人看護師さんが対応してくれるうえ、心臓の専門医がいるということで決めた。

心電図を取ってもらい、心臓の専門医の中国系の女医さんの診察を受けた。日本人の看護師さんも同伴していただいたので、詳しく、先生の診断を聞くことができた。

やはり、予想通り、飲酒が要因と思われる不整脈だった。既に症状も収まっており心電図も正常な結果が出たので、ほっとした。

先生との会話で新ためて思いしったインドネシアの医療レベル

インドネシアで起きた2回目の発作のときの話だが、当時ジャカルタで日本から帰国した直後自宅にたどり着いたときだった。ほっと一息一杯やり始めたとき、胸のバクバク感と重苦しさに襲わた。

症状は、1時間程度で治まったので、念のためと思い、近くの日系クリニックに行ったところ、ジャカルタでも有名な心臓専門病院を紹介され、そののまま、入院することになり、集中治療室に入れられてしまった。

診断は心房細動で、すぐに手術が必要だと。手術をしないと脳梗塞のおこす恐れがあるといわれ、すぐに手術日を決めようという話になってしまった。

さて、手術の内容は、左心室閉鎖術とうことで、確認したところ、当時日本ではまだ行われていなかった手術方法だった。そこで、仕事の都合があるので、とにかく一旦退院させてくれと病院を飛び出し、そのまま、2日後に日本に飛んで帰った。

日本のかかりつけの先生に相談すると、私の場合、症状は全く深刻ではないと、心房細動が深刻な状況なら手術も必要だが、その前にやることはいくらでもあると、今のとこ様子見でいいんじゃないのということで一見落着

日本まで戻ってm何だこの結果はと気が抜けてしまった。

マレーシアの先生も同じ反応

本日の診察の中で、インドネシアでの経験を話すと、まったく日本の先生と同じ反応が返ってきた。

ええっ、本当に心房細動という診断がでたのか?と。今日の検査結果からすると、そんな深刻な状況じゃなく、手術の必要はないよと、飲酒をコントロールして、薬を飲みながら、様子を見ろと。

また、他の病院で出してもらっていた薬の飲み方も間違っていたことが判明し(自分自身の認識違い)早速、新しい薬を処方してもらった。

キャッシュレスサービスは、受けてもらえなかったが、リーズナブルな請求

以前に同じ病歴があるので、持病と見られて、保険会社が支払わない可能性があるということで、キャッシュレスサービスは受けられず、自分で請求してくれと。

著名な日本の保険会社だが、最近何かと理由をつけて、支払いを受けられないケースが増えていると。保険商品だけ売りまくって、本当に保険会社いう商売は、リスクを取らない。

何のための保険かとぷりぷりしながらも、診療費用はリーズナブルだった。診察費用+検査費用+薬代で日本円で1万円程度で済んだ。保険金請求手続きがめんどくさいが。

日本人看護師さんが、細かく血液検査の見方とか、マレーシアの医療システムについて説明してくれたので、まあ、結果的には、本日のクリニック選択は満足だった。

 

 

 

 

 

「傘」で思うことは雷にうたれたこと

今週のお題「傘」で思うことは、インドネシア駐在の初期のころで25年ぐらい前の経験です。

だいたい、当時の駐在員たちは、土日となると、同窓会とか、県人会とか、社内コンペとか、なんだかんだと理由をつけてはゴルフをしていました。

当時のジャカルタでは、今は山ほどできた会員制のゴルフクラブが、まだほとんどなくて、郊外のパブリックコースでプレーすることが多かったです。しかし、パブリックコースは、避雷針を含む設備が今とは比べものにならない貧弱でした。

 

最近では、気候変動で少なくなっていますが、当時は、所謂、熱帯特有のバケツをひっくり返したような、雷をともなったスコールが雨季には毎日のように発生していました。当然、駐在員たちは、雷の危険性は十分承知しているので、普通は雷の気配がするとプレーを中止しゴルフクラブや、休憩所に戻るのですが、その日は違いました。

確か、社内コンペで残り数ホールまで来たときだったと思いますが、にわかに空が曇り、雷の音が聞こえ始めていたのですが、みんなプレーに夢中だったのです。特に、仲間内のプレーなので、各自最終的な順位とか、お互いになにがしかのお金懸けていた者も多く、かなり熱くなっていたことが理由です。

また、その日は、雷の音が聞こえ始めてから、実際、雷が落ちてくるまでの時間が本当に短かくて、ちょうど、私はグリーン上でパターをしていたときだった思いますが、目の前で、雷の光が地上をはってくるのが、はっきりと見えたのです。

 

雨も降り始め、傘をさしていたので、あっと思って、反射的に傘を宙に放り投げた瞬間、間一髪で傘は煙を出しながら地面に落ちてゆき、手にはしびれが強い残っていました。後にも先にも、雷が落ちるという瞬間、光が地をはく光景、傘から煙を出る状況に出くわしたのはこの時だけです。

もちろん、全員プレーどころではなくなって、木陰に避難したあと、クラブハウスに戻ったのは言うまでもありませんが、後日談で、その時、中華系のインドネシア人の人が雷にあたって亡くなったと聞いて、ぞっとしたことを今でもよく覚えています。

あとで聞いた話ですが、木陰も危ないそうです、雷は木とか金属製のものを目指して感電してくるのです。

とにかく、雷の気配があるときは、傘をもたないこと、とにかく、避雷針のある休憩所、クラブハウスをめがけて退避することが大事なことだと肝に銘じ今でもプレーしています。

たかが、ゴルフです。命には代えられません。

 

 

KLロックダウウンのその後(ガクト)

ガクトがKLの段階的ロックダウンの解除状況について説明

マレーシアのコロナ感染者数は、6月17日現在、累計8515人、死亡者数121人となっている。

ここ最近の感染者数も、31人,43人、8人,41人,11人,10人となっており、外国人労働者クラスターの発見により、日によりでこぼこがあるが、一般的には、かなり落ち着いている。

状況について、ガクトがYoutubeで紹介している。

www.youtube.com

www.youtこube.com

再開のための活動制限令の発令により経済活動の再開にはずみ

幼稚園、保育園が7月1日からの再開が認められたほか、マッサージ、セミナーなども条件付きで再開される予定。

そのほか、モスク、礼拝堂などもグリーンゾーンにあるものについては再開させる予定。

また、現在国外に滞在中の、駐在者(expatriate),技能労働者(skilled worker)及び知識労働者(knowledge worker)該当する人の再入国も認められた。

ただ、関係省庁の再入国許可の取得など、手続きは煩雑だ。

 

 

 

なんて今月の電気料金の請求額は高いのか

電力会社の窓口へ直接クレーム

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プトゥラジャヤにあるTenaga Nasionalのオフィス

アパートのオーナーから、電気代の請求が回ってきた。通常月の1.5倍の高さでびっくりした。

どうも納得いかないので、Tenaga Nasional電力会社の窓口にクレームに行ってきた。

窓口のおばちゃんの説明によると、3月分、4月分はコロナ問題により、検針員が実際にメーターの確認ができなかった。5月分より、実際の検針のもとづく正式な請求になっている。

3月分、4月分は、2月までの実績に対して予測した数字で請求している。今回の5月分請求で既に支払い済みの金額は、減額調整している。

それにしても、2月までの請求金額の1.5倍になるのはおかしい。と食い下がると

おばちゃんは、3月からのロックダウンでずっと家にいたでしょと、どの家も電気料金が急騰しいる。私の家なんか通常230リンギットぐらいなのに、ロックダウンが始まって850リンギットも払ったわよと。

あなたの請求金額は、3か月で275リンギットで月あたり90リンギットでしょ。
大したことない、大したことないと。

通常月に比べて20リンギットぐらい上がったということだから、リーズナブルだと思うと。

電気料金の異常な請求が続いていると電力会社の幹部が政府に呼び出される

うわさによると、異常な請求が急増しているということで、電力会社の幹部が政府に呼び出され、事情聴取があったようだ。

また、友人の話によると、家を空けていて自宅にはお手伝いさんしかいなかったのに通常月の何倍もの請求があったらしい。

窓口に行って、直接行って、請求に間違いがないことは確認したが、請求額の高さにはどうも最後まで納得いかなかった。

インターネットの情報によると、マレーシアの電気料金は、1か月の使用量に応じて5段階に分かれている。最低は200キロワット以下で1キロワットあたり、0.218リンギット、最大は901キロワット以上で0.571リンギットとなっている。

3か月分が同時に請求されたため、5段階の上位となってしまい1キロワット当たりの料金があがってしまったのではないかと疑った。

我が家は、2月以前が月間使用量が約150キロワットで、1キロワット当たり0.435リンギットの料金となっている。今回の請求は使用料3か月630キロワットで1キロワット当たりやはり同じく、0.435リンギットとなっていた。

段階別の料金体系とはなっていない。プトゥラジャヤ地域が特殊なのかどうかわからないが、やはり、結論としては、検針値が正しいならば、電力会社のおばちゃんが言ったように、このロックダウンの間の使用量が思いのほか多かったということかもしれない。

 

 

 

 

プトラジャヤにある歯科クリニック

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Jalan Diplomatik プトラジャヤのDr K クリニックがある通り

 

インプラントの奥歯が抜けてしまった。

2週間ほど前から、奥歯に多少痛みがあったが、本日の朝ポロっと抜けてしまった

マレーシアでは、日系のクリニックで歯医者さんに一度みてもらったことがある。ただのコンサルテーションだけなのに、専門医に相談する必要があるということで2度来院したため、費用も倍かかった。

また、よく聞く話では、マレーシアの歯医者はとにかく高くて、椅子に座るだけで、3万円~4万円ぐらい取られると。

インターネットで、検索してみたが、3か所ぐらいのクリニックの名前が、日本語ができる歯医者さんとか、日本語のできるスタッフがいるということで紹介されているが、インプラントの専門医でもなさそうだ。

そこで、住んでいるプトラジャヤ近郊で専門医をさがすことにした。グーグルで評価の高いクリニックを検索していくと、アパートから車で5分ぐらいのところに条件のあうクリニックを発見。

さっそく、電話をしてみると、やはりマレー語で反応があった。12時に予約が取れるということなので、費用のことは気になるが思い切って行ってみることにした。

 Dr K クリニック(Klinik Pergigian Dr K Putrajaya)

https://www.facebook.com/KlinikPergigianDrKAmpang/

→クリニックのWeb サイト

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クリニックの受付

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クリニックの待合室

Jl.Diprpmatikを中心としたこの周辺は、ちょうどプトラジャヤの官公庁街から車で5分ぐらいの場所にある住宅街の中心にある商業地域だ。

街並み自体は、マレーシアでどこにでもあるショップハウスが連なっている風景だが、新しくて、清潔な印象だ。

ところが、クリニック周辺の中心街は、どこもかしこも車が駐車しており全く駐車スペースが見つからない。

中心街を一周したあと、中心街から少し外れた場所に大きな広場があり、駐車場かどうか分からなかったが、たくさんの車が駐車していたので、他の車に並んで駐車し、徒歩で歯科クリニックに向かった。

この街も、他のマレーシアの街と同様に、袖看板がないのでとにかく目的場所をみつけにくい、真正面に立たないと店舗看板が確認できない。グーグルマップを使ってとにかく目的地に到達しているはずだと思っても、歯科クリニックの場所が確認できない。

そこで、クリニックに電話を入れて、現在地を連絡したら、ああそこから横の階段をあ使って2階に上がってくださいということで、ようやく歯医者にたどり着いた。

こじんまりしているが、清潔な感じの受付と待合室

受付は、クアラルンプール中心部にある日本人向けのクリニックと違って、派手さはないが、こんじまりとして清潔な感じだ。また、受付でもお決まりのこまごまとした問診票も書く必要もなく住所とパスポートの提示のみだった。

受付の女性も歯科助手兼務の様子で、てきぱきと受付処理をしてくれた、先約の患者さんの治療が遅れて10分ほど待たされてたが、無事に名前を呼ばれて私の順番がやってきた。

案内された治療室もこじんまりとしていたが、清潔で全く違和感は感じない。ひととおり、症状を説明したあと、360度のパノラマレントゲン写真を撮影し、オンラインで即時に画像を診察台の画面に取り込み、ドクターが状況について説明してくれた。

歯が抜けた要因、他の歯への影響もないので心配ないこと、今回の患部の回復状況を2か月後にもう一度確認したうえで、今後の処置方針について相談しましょうということで無事診察終了。ひと安心した。

リーズナブルな診察費用

ひと安心したあとの、問題の会計についてだが、会計についてもほとんど待たされることなく、名前を呼ばれた。

初回診察とパノラマレントゲンの費用を合わせて160リンギットということで、非常にリーズナブルだと感じた。日本の保険診療の自己負担分と同じぐらいの感覚で、クアラルンプール中心部の日系クリニックに比べると相当に安い。

診療費用についても、受付にすべての診療項目別の料金の一覧表が掲示されており、インドネシアのようなアバウトさはない。患者からすれば、非常に安心感がある。

医療技術に関しては、本日だけの経験ではわからないが、治療室から出たとき、私のあとの予約順番の患者さんも既に待っていたので、それなりに、はやっているクリニックではないかとは思う。

なぜリーズナブルな診療料金なのか

自宅に戻って、さっそく、知り合いのマレーシア人に報告したところ、マレーシア人からみてもその料金設定はリーズナブルという評価だった。

知人の説明によると、プトラジャヤは、首都機能を移転させた、連邦直轄地であり、新しく都市開発をしている都市だ。

住民の多くは、官公庁に勤務するマレー人とその家族であり、住宅地と都市機能の整備が急速進められている。

マレー人優先政策として、直接政府からの補助があるかどうかはわからないが、駐車料金も徴収されていないし、道路網、住宅街、商業地もきれいに整備されているし、診療費用についても、標準料金について政府から指導があるのかもしれない。